感染したサーバには、以下のメッセージが表示された。
2016年08月
感染したサーバには、以下のメッセージが表示された。
全文はBusiness Security Insider 日本語版で。
我々にとっては、その言葉が表すことは遥かに多い。当社は25年以上に渡って、精力的にスレットインテリジェンスを収集し、吸収してきた。当社の多くのスタッフは、日常的にスレットインテリジェンスを扱っている。そして、我々の日常業務はスレットインテリジェンスに牽引されている。
当社の考えとしては、あらゆるものがスレットインテリジェンスと言える。マルウェアサンプルのリバースエンジニアリングから収集された細かな事柄をはじめ、当社のシステムが収集したデータに見られるトレンドやパターン、攻撃者と防御者が使う戦術、さらには高所から見たグローバルな脅威のランドスケープにまで及ぶ。
本物と偽物の違いを見分ける
FirefoxのFlashサポート縮小について記事を投稿したところ、Edgeブラウザに関する4月のMicrosoftの発表について指摘するコメントがいくつか寄せられた。これは、Edgeブラウザも「Click To Flash(クリックしてFlashを再生)」方式に変更されるというものだ。発表によれば、ウェブページの中心に配置されていないFlashプラグインは自動的に一時停止されるようになり、ゲームや動画などのコンテンツはこれまで通りに実行されるという。そうしたEdgeの変更はWindows 10のアニバーサリーアップデートで提供される。
もちろん、4月の時点でこのニュースには注目していたし、MicrosoftおよびEdgeチームの英断に対しては賛辞を送りたいと思っていた。
Microsoft Edgeのロゴ(画像の出典元: microsoft.com)
全文はBusiness Security Insider 日本語版で。
Mozilla Firefoxのロゴ。画像の出典元: https://www.mozilla.org/
全文はBusiness Security Insider 日本語版で。
「UltraDeCrypter」と呼ばれる、新種の暗号化ランサムウェアがネット上に出現している。
これは、AnglerエクスプロイトキットがドロップしているCryptXXXの進化形である。当社のテストで、UltraDeCrypterの暗号化解除サービスポータルに、以前にCryptXXXで使った「識別コード」を入力してみたところ、以前のCryptXXXポータルにリダイレクトされた。バックエンドがつながっている証拠だ。
支払いサポートページについて言えば、対応しようとした言語の数の多さが、UltraDeCrypterの野心の大きさを物語っている。
何か月か前のCryptoWallの支払いページがこちら。
全文はBusiness Security Insider 日本語版で。
6月初めに投下(英文)が確認された後、暗号化ランサムウェアLocky(英文)をばらまくスパムキャンペーンが、かつてのような活発さを取り戻したようだ。通常、当社では、スパムキャンペーンの際、1日当たり約4,000〜10,000件のスパム攻撃を確認している。
先週の水曜日から金曜日にかけて、当社では、Lockyをばらまくスパムの数が著しく増加するのを観察した。最大で、1時間当たり30,000件の攻撃が確認され、日計で120,000件への増加だ。
また、昨日、火曜日には、新たな2つのキャンペーンが確認された。その規模は、1時間で120,000件を超える、桁違いのものである。これは、通常時の200倍以上で、先週のキャンペーンと比べても4倍の件数である。
全文はBusiness Security Insider 日本語版で。
参考URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160730/k10010614641000.html
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160731-OYT1T50004.html
http://www.bbc.com/news/world-asia-36927674
http://tuoitrenews.vn/society/36243/alleged-chinese-hackers-compromise-hanoi-airport-system-vietnam-airlines-website
今回攻撃したグループは1937CNであり、ハクティビストとして知られています。過去に、日本に対しても過去に9.18の関係で攻撃していますので、次のような改竄画像を目にした方もいるのではないでしょうか。
さて、本件で非常に興味深いのは、通常ウェブサイトの改竄を主な活動としていた彼らが情報窃取を行ったとされる点です。今回改竄被害があったウェブサイトは航空会社だけではありません。と、いうよりも常日頃から攻撃を受けているような状況です。
この辺を考慮しますと、今回は明らかに標的に対する攻撃を強化しています。その背景事情は知る由もありませんが、中国ハクティビストの今後の動向が気になるところです。
日本においても他人事ではないようです。彼らは日本やインドに対しても警告をしていることから、政治や国際情勢によっては攻撃が強まることが予想されます。
今回の件を踏まえますと、その対象として交通機関などの社会インフラに関係する組織への攻撃が行なわれても不思議ではない状況といえそうです。
2020年まで少し時間があるように感じますが、その前に政治的背景に伴うサイバー攻撃が激しくなってくるかもしれません。彼らの動向から目が離せませんね。
(補足)
窃取されたとされるデータは、次の内容です。サイバーに限らず、なりすまし等のリスクが想定されますので、被害に遭われた方は一応の警戒が必要と思われます。
ID_NUMBER,FIRST_NAME,MIDDLE_INITIALS,SURNAME,DOB1,GENDER,
CREATE_DATE,EMBOSSED_NAME,STATUS_CODE,PREFERRED_LANGUAGE
,NAMING_CONVENTION,TITLE,SALUTATION,ADDITIONAL_TEXT,
BUS_COMPANY_NAME,INSTRUCTION,STREET_FREE_TEXT,ADDRESS_2,
ADDRESS_3,CITY_NAME,STATE_PROVINCE_NAME,POSTAL_CODE,COUNTRY_CODE,
ENROLLMENT_DATE,TIER,TIER_START_DATE,TIER_ENDS_DATE,NATIONALITY,
LIFE_AMOUNT,POINTS_EXP_DATE,POINTS_EXP_AMOUNT,
POINTS_AMOUNT,TMBQPER_AMOUNT,TMBQPER_START_DATE,
TMBQPER_END_DATE,TMBQPER_SEGMENTS,COUNTRY,NATIONALITY_CODE,
PASSWORD,EMAIL_ADDRESS,
- ミッコ・ヒッポネン
- エフセキュア CRO(セキュリティ研究所主席研究員)(ヘルシンキ)
(Twitterアカウント)
(研究所Twitter)
- ショーン・サリバン
- エフセキュア セキュリティ・アドバイザー(ヘルシンキ)
(Twitterアカウント)
- 高間 剛典
- メタ・アソシエイツ代表
(公式ブログ)
(Twitterアカウント)
- 星澤 裕二
- 株式会社セキュアブレイン 最高技術責任者
(公式ブログ)
(人物紹介)
- 岩井 博樹
- デロイト トーマツ リスクサービス株式会社 (〜2013年3月 株式会社ラック) 情報セキュリティ大学院大学 客員研究員
(Twitterアカウント)
(人物紹介)
- 福森 大喜
- 株式会社サイバーディフェンス研究所 上級分析官
CDI-CIRTメンバー
(人物紹介)
- 福本 佳成
- 楽天株式会社
執行役員
OWASP Japan
アドバイザリーボード
Rakuten-CERT representative
(人物紹介)
- 神田 貴雅
- エフセキュア株式会社 プロダクトグループ 部長
- 富安 洋介
- エフセキュア株式会社 プロダクトグループ
- コーポレートセールスチーム
- エフセキュア株式会社 (エフセキュアブログ公式Twitterアカウント)
-
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