1983年に映画「ウォー・ゲーム」が公開されて以来、コンピュータに詳しい人も、詳しくない人も「サイバー戦争」について論争している。そんなものがあるのか? 脅威なのか? 誰が仕掛けるのか? どうでもいいじゃないか、といった具合だ。

 今のところ、このトピックに対するコンセンサスは無いのだが、軍当局者の中にはその脅威を真剣に受け止めている人たちがいるようだ。Computerworldが、オバマ陣営がサイバー戦争を戦い、また「サイバー戦争における攻撃力の開発」に従事するための軍事指令センターを設立するかもしれないと報じている

 懸念がすべて正当化されると、誰もが考えるわけではない。Tenable Network SecurityのCSO、Marcus Ranumは、クアラルンプールで開催された2008 Hack In The Boxカンファレンスで、「サイバー戦争はたわごとだ」と題する基調講演を行っている。タイトルが正にすべてを語っている。同スピーチで使用されたスライドは、ここから閲覧(PDF)できる。

 とは言え、すべての人がこの脅威をナンセンスと退けるわけでもない。Ranum氏の主張に対する興味深い論評が、Richard BejtlichのTaoSecurityブログに掲載されている。

インターネット上のあちこちで、このトピックに関する議論が行われているので、ご興味のある方はどうぞ。何かご意見は?