新しいソフトウェアをインストールし、試してみるのはお好きだろうか? iPodが貰えるチャンスに興味があるだろうか? 答えがイエスなら、読み続けて頂きたい…

  エフセキュア インターネット セキュリティ テクノロジ プレビュー(ISTP)の最新ビルド「version 9.40 build 172」が先週金曜にリリースされた。製品にはいくつかの大きな変更が実装されており、ISTP 9.40がその最初のお披露目となる。Security Labが9.40をテストしているが、我々はブログの読者にも参加して欲しいと考えている(ベータプログラムをダウンロード)。

  皆さんが最初に気づくであろう変更は、ファーストレベルGUIだろう。

F-Secure Technology Preview 9.40

  現行のデザインとはかなり異なっており、最終的には全GUIの基盤となる予定だ。現在改良を行っているため、現時点でのフィードバックは非常に助けになる。今年のリリースとはいかなくても、次回に。

  同テクノロジにはその他、多くの変更がある:

  •  スキャニングのパフォーマンスを改善
  •  ブート最適化
  •  プロセス最適化
  •  ディープガードの強化
  •  新たなスパムコントロール
  •  ネットワークベースの新たなペアレンタルコントロール

  以下は新しいBrowsing Protectionオプションだ。

F-Secure Technology Preview 9.40  <br />Browsing Protection

  今回、Exploit Shieldとネットワークベースのレピュテーション保護が統合された(IEおよびFirefox)。問題のある既知のサイトはブロックされ、不明のサイトは「シールド」される。そしてShieldが発動するたびに、問題のあるサイトが学習され、保護用フィードバックループを作成する。次回アクセスしようとする人は、シールドされるのではなく、アクセスがブロックされることになる。

  我々の現行ラインナップを良くご存知の皆さんは、ディープガードがリアルタイム・スキャニング「System Control」設定内に含まれることを知っているはずだ。ディープガードは現在、リアルタイム・スキャニング・オプションからははずされており、改良されたプロセス・モニタを含んでいる。

F-Secure Technology Preview 9.40  <br />DeepGuard

  ISTPのディープガードは、もちろん「クラウド」を利用している。

nhips_dialog

  また既知の悪意あるアプリケーションは、サーバ・クエリに基づいてブロックされる。.

nhips_dialog_highlighted

  オフラインの場合、ディープガードは最新の行動エンジンテクノロジを使用し、悪意あるアプリケーションを自動的にブロック可能だ。

DeepGuard Flyer

  このようにたくさんの重要な変更が加えられているため、まだテストすべき事ややるべき事は多い。社内でもテストを行ってはいるが、皆さんもご存知のように、実際のユーザーによる現実世界でのテストは、こうしたプロセスにとって非常に重要だ。

  今回我々は、ぜひ有意義なフィードバックが欲しいと思っている。ISTP 9.40 build 172のテストを行い、ベータプログラムにフィードバックしてくれた人は誰でも、抽選に参加することができる。(build 165に関して、すでに詳細なフィードバックを提供してくれた方は、今回除外となる。)ベータプログラムチームが、iPodやその他クールな賞品用の予算を集めているところだ。詳細については、まもなくベータプログラムのページに掲載される。

  同テクノロジのクールな点として、自動更新機能がある。すなわち、ISTP 9.30を実行していると──我々のアップデート・チャンネルを介して、今日はBuild 172にアップデートされるはずなのだ。もしすぐにアップデートされないなら、それこそが我々の求めているフィードバックと言える。

  ISTPをベータプログラムページからダウンロードして欲しい。よろしく!

  Labの我々にとって非常に重要な点を付記しておく──このISTP 9.40リリースには、検出技術に多くの変更が加えられている。これらは、これまでの製品リリースよりも能動的であり、ヒューリスティックだ。(ディープガードが良い例だ。)この変更により、未定義あるいは未知のマルウェアの検出が強化されるはずだ。皆さんが何か新しいサンプルを発見したら、ぜひ知らせて欲しい! また、あまりにも攻撃的な検出に遭遇した場合にも、フィードバックして頂けるとありがたい。

  検出に関連したLabへのフィードバックには、Sample Analysis Systemを使用して欲しい。

  また、ベータプログラム・フィードバックフォームは、製品関連の問題について使用して欲しい。