ユーザーのコンピュータを占有する際、マルウェアが妙な、人を食ったような、あるいは面白いメッセージをポップアップしていた遠い昔を覚えているだろうか? 近頃「Trojan:W32/LongLeeb.A」でそんなことが思い出された。

  このトロイの木馬はウィンドウを立ち上げ、以下のメッセージボックスを表示する:

Trojan:W32/LongLeeb, Salutation

  このメッセージはタガログ語で、「Gloria、FG、Chavit、Jok Jok、Gonzales、Jose Pidal万歳!」と書かれている。ここにあげられている名前はすべて、実在のフィリピン人のものだ。

  さらに、デスクトップ上には、以下のメッセージが表示される:

Trojan:W32/LongLeeb, Manny

  これは基本的に次のような意味だ:「あらためて、フィリピン万歳! Manny Pacquiaoにも万歳!」

  このトロイの木馬自身は、非常にステレオタイプなものだが、このメッセージは90年代初頭のウィルスを思い起こさせるようなもので、なんとなく我々をノスタルジックな気分にさせる…。


投稿はIreneによる。