日本について私がいつも魅力的だと思うものの一つに、リッチでユニークな文化がある。しかし、他にもある─自動販売機だ。自動販売機はどこにでもあるだけでなく、アダルト・ムービーまで、あらゆる物が買えるのだ(今のところセキュリティ製品は含まれないが、それもおそらくは時間の問題だろう)。

  いずれにせよ、今回、京都で「AVAR 2009」が開催された。大変に賑わっており、特に脅威の状況がいかに進化しているか、そして各ベンダがそれに取り組むために何をしているかに関する、非常に興味深いプレゼンテーションでは多くの参加者が集まった。

AVAR2009, swan

  初めて2つの同時セッションが行われた。今年の基調講演は、MicrosoftのJimmy Kuo氏が行い、同社の「セキュリティ インテリジェンス レポート 第7版」から、主要な調査結果を発表した。

  面白いことに、今回はクラウド・ベースのセキュリティに関するプレゼンテーションがいくつかあり、そのうちの一つは、McAfeeのIgor Muttik博士によるものだった。プレゼンテーションの中で、Muttik博士はクラウドでアンチ・ウィルス・テクノロジーを持つことの利点とともに、プライバシー問題に関する懸念について言及した。彼により紹介された、McAfeeが同社のサーバの堅固性を、毎週金曜日、自らDDoSによって確認するという事実は興味深いものだった。偶然にもそれは、デフォルトでMcAfee製品がフル・スキャンを実施するよう予定されているタイミングなのだ。

  またKasperskyのStefan Tanase氏が、FacebookやTwitterのようなソーシャル・メディアでの攻撃が、いかに急激に増加しているかについて、興味深いプレゼンテーションを行った。Microsoftもソーシャル・メディアへの攻撃が、脅威の状況の大勢を占めつつあることを確認していることから、同社のTony Lee氏も同様の事実を強調した。

サインオフ
フェイ

AVAR2009, performance