前回の続きです。

予告通り、今回は「脆弱性シールド」という新機能についてご紹介したいと思います。

脆弱性シールドは、ブラウザ保護に付随して動作する機能で、これもまたユーザに安全なネットサーフィン(古っ!)を楽しんでもらうためのものです。
## 余談ですが、ネットサーフィンのような行為を示す代わりの言葉はあるんでしょうか?

脆弱性シールドは、その名の通り、Web閲覧に関連するアプリケーションの脆弱性の修正を提供します。

exploit_shield_db

Internet ExplorerやFireFoxの既知の脆弱性、およびブラウザ上でプラグインとして動作するAdobe AcrobatやMicrosoft Media Playerなどのアプリケーションの脆弱性について、アプリケーションの動作時にメモリ上に修正パッチを展開します。

これによって、アプリケーションのアップデートを行っていないユーザについても、脆弱性を利用するような攻撃から守ることができます。
また、脆弱性を利用するようなコードを見つけた場合には、ユーザに警告画面を表示します。

※残念ながら、警告画面についてのサンプル画像は手に入らなかったです。

新しい脆弱性が発見された場合は、パターンファイルで追加されます。


次回は、Ver9での改善点についてお話したいと思います。