我々は新たなPDF編集騒動に関する記事を興味深く読んだ。

  このケースで、デジタル的に編集された起訴状を提示し、オンラインでPDFファイルとして公開したのは、TJX/7-11ハッカー、アルベルト・ゴンザレスの弁護士だったため、もともとの改訂されていないテキストに戻すことは、些末な事柄になってしまった。

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  先週、米Travel Security Authority(TSA)は、デジタル的に「編集された」セキュリティ・ガイドライン文書のオンラインでの公開に関し、5人を解任した。

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  デジタル編集問題について知る人の大部分は、書類の編集済みテキストを、コピー&ペーストできるという程度のことだと考えている。

  しかし実際のところ、これはもっと深刻な問題だ。大部分のユーザは、マシン上にPDF Readerをインストールしているだけだ(そして残念なことに、ほとんどの人は、具体的には「Adobe PDF Reader」をインストールしている)。

  よって、これらの人々はPDFファイルが読めるだけなので、PDFファイルはリード・オンリーのものだと考えている。しかしこれは真実ではない。

  PDFファイルを作成する大部分のユーザでも、仮想プリンタで実行しているに過ぎない。そのため彼らは、そのファイル、たとえばWordファイルを準備し、次にPDFファイルに「プリントする」。

  しかし、多種多様なPDFエディタが利用可能だ。PDFエディタを使用すれば、どのようなPDFファイルでも開くことができ、好きなように修正することができるのだ。そこには、編集ブラック・ボックスを選択し、それらを取り除いて、表面下にあるコンテンツを露わにすることができる、ということも含まれる。

  以下はエフセキュアのYouTubeチャネルのビデオで、それが如何に容易かを紹介している。


(ビデオ — 機密情報を編集しない方法)

  それでは、これらを安全に公開するにはどうすれば良いのだろうか?

  簡単だ。いくつかの方法があるが、我々は以下の方法を推奨する…

  編集されたドキュメントを紙に印刷するのだ。

  そしてそれをPDFファイルにスキャンし直す。

  バーン! これで問題ない。

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