先日簡単にご紹介したフィンランドのヘルシンキにあるセキュリティ研究所ですが、ほかに、マレーシアのクアラルンプールとアメリカ合衆国のサンノゼの計3ヶ所にあります。
つまりエフセキュアのセキュリティ研究所は、地球の回転に合わせ、24時間体制で機能しているわけですが、その中でも2009年5月に引っ越したばかりのピカピカの研究所がクアラルンプールにあります。

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遡ること2009年9月、ミッコの記事にもありますが、9月の最大のハイライトといえば、エフセキュアのブランドが刷新されたことと、クアラルンプールの新オフィスのテープカットが執り行われ、アジアの近隣諸国から多くのセキュリティ関係者、報道関係者を迎えて盛大にお披露目したことです。

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私もその場に同席していたため、例に漏れず、最新の設備を備えたセキュリティ研究所を見学して参りましたが、その詳細は「マレーシア出張旅行記 その2」でご紹介するとして、先ずはクアラルンプールについて簡単に触れておきたいとおもいます。(
鮮度が悪くて申し訳ございません..

クアラルンプールは、マレーシアの首都で、マレー半島の西側に位置しています。国土はジャングルに覆われおり、1年を通じて平均気温が27℃前後、年間降水量は東南アジアの主要都市の中でもトップクラスの熱帯地域となっています。

正式名称は「連邦領クアラルンプール」(Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur)で、中国語では「吉隆坡」になります。マレー人、中国人、インド人という世界でも有数の2大民族を擁しており、多彩な文化が絶妙なバランスで混在しているが最大の特長であり、魅力です。

また、クアラルンプール南部に建設された「サイバージャヤ(Cyberjaya)」は、最新のITインフラを整備したハイテク工業の開発エリアとなっており、マレーシアのIT産業の発展をパワフルに支えています。

そして特筆すべきは、世界で初めて官民共同でサイバーテロに立ち向かうために生まれた「IMPACT ―International Multilateral Partnership Against Cyber Threats (サイバーテロ対策 国際パートナーシップ)」の本部が、その「サイバージャヤ」にあることです。

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IMPACTでは、国際的な安全保障を目指して各国の連絡網として活動しながら、セキュリティ関連のトレーニング、技術開発のほか、リサーチ等も彼らの活動に含まれているそうです。

今後の活躍に期待!