Microsoftがこのほど、「MS10-025」セキュリティ・アップデートを取り下げたことを発表した。同アップデートが、フィックスしようとしていた問題に、十分に対処できていなかったことが原因だという。

  同アップデートおよびその後の取り下げが影響を与えるのは、オプションの「Windows Media Service」がインストールされたWindows 2000サーバのみだ。

  パッチの再公開は、来週中に予定されている。再公開されるまで、エフセキュアの脆弱性データベースから、同脆弱性用のシグネチャを取り下げる。

  さしあたり、「MS10-025」に記載されている軽減と回避方法については、現在も有効であると思われる。


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2010年4月28日追記:「MS10-025 Security Update」が再リリースされた。デフォルトでないWindows Media ServicesをインストールしているWindows 2000サーバのユーザは、この最新アップデートをインストールすることをお勧めする。