オライリージャパン宮川様より「リバースエンジニアリング――Python によるバイナリ解析技法」を献本いただきました。本書はGray Hat Python(Justin Seitz著)の日本語版で、DebuggerやFuzzerなどの基本原理や構築方法がPythonのサンプルコードとともに解説されています。技術監修はラック社の中津留さんです。
本ブログの読者の方々、特にリバースエンジニアリングに少しでも興味のある方は、まさに本書の対象読者でしょう。以下目次です。いかがでしょう?ちょっと読みたくなってきませんか?

1章 開発環境のセットアップ
2章 デバッガの基本原理
3章 Windowsデバッガの構築
4章 PyDbg―ピュアPythonのWindowsデバッガ
5章 Immunity Debugger―両方の世界をまたにかけ
6章 フック
7章 DLLインジェクションとコードインジェクション
8章 ファジング
9章 Sulley
10章 Windowsドライバのファジング
11章 IDAPython―IDA Proでのスクリプティング
12章 PyEmu―スクリプティング対応のエミュレータ

本書は/ART/OF/REVERSINGシリーズ3部作の第一弾で、第二弾は来月2日発売予定の「デコンパイリングJava――逆解析技術とコードの難読化」です。そして第三弾は今秋発売予定の新井悠、岩村誠、川古谷裕平、青木一史、星澤裕二による「アナライジング・マルウェア――フリーツールを使った感染事案対処(仮)」です。そうです、筆者も執筆陣に加えていただいております。というわけで、ただ今鋭意執筆中。