1週間前、「TNW Apple」がAppleのApp Storeに関する記事を掲載した。一部の恥知らずな開発者が、ジャンク・アプリケーションの利益を「App Farm」するため、障害が起きたiTunesアカウントを使用しているようだ。「TNW Apple」の記事は、元々はThuat Nguyenに関するものだったが、すぐに拡大することになった。

  そして、この問題についての多くの考察が登場し、我々も考えをたずねられた。「Computer World」のGregg Keizerは、我々がiTunesフィッシングの増加を予測していたかどうかを知りたがった。しかしGreggと話していて、我々はiTunesをフィッシングする必要など無いことを確認した。なぜなら、アカウント名は電子メール・ベースなのだから、フィッシングされたメール・アカウント・データを収集し、iTunesで同じパスワードを試せばいいだけなのだ。

  一体何人の人が、自分達のアカウント全てに、同一のパスワードを使用しているのだろうか? 我々が最近行った調査によると、およそ20パーセントだ。同調査はスウェーデン、英国、およびドイツで実施された。

Survey results

  ストアはiPodとリンクされているので、電子メールとiTunesで同じパスワードを使用しても問題は無い、と考える人もいるだろう。

  しかし問題がある。ストアはあなたのクレジット・カードにもリンクされているのだ。今回のNguyen事件は、クレジット・カードから盗みを行おうという意志さえあれば、方法もあるということを明らかに証明している。