Facebookの「知り合いかも?(People You May Know)」機能は、レコメンデーションを行う際、プロフィール検索履歴を使用しているようだ。

  私は良くスパム関係のキーワードを検索するのだが、今日、2つのスパムアカウントがレコメンドされた。

People You May Know

  ElmaとDrema? こんな名前の知り合いはいないのだが…

  「Elma Fewell」という名前で検索を行うと、2、3のドッペルゲンガーが見つかった。増殖するFacebook IDをチェックすれば、さらにもっと見つかるだろう。

  これらのスパムアカウントはすべて、8月11日水曜日に作成されたものだ。

Facebook Spam

  私は、5つのSueann Dehartアカウントと1つのJaniece Duvalアカウントも見つけた。これらのプロフィール写真は全て、魅力的な若い女性だ(そしてKim Kardashianのものも)。逆画像検索によると、写真の中にはウクライナのモデルのものもあるようだ。

  これらのプロフィールは12日に、以下のようなスパムリンクを掲載した:

  •  A deal you just can't refuse!
  •  Check this out!
  •  Do not pay for a new iphone 4, get one for free one for no cost!
  •  I became tired of my old mobile phone and got an apple iphone 4 for free!
  •  Incredible Offer Below
  •  Just had to share this with you
  •  Take advantage of this awesome deal!
  •  Take advantage of this great deal!
  •  Whoa, check this out everyone

  これらのリンクは、iPhone 4をエサにしたLiveJournalページへと導く:

LiveJournal Spam

  ところが「Click Here Now」ボタンをクリックすると、以下のメッセージを表示する(少なくともフィンランドの)他のドメインにリダイレクトされる:

  「残念ですが、このオファーはあなたの国からは利用できません。あなたの国で利用可能な、同等のオファーにリダイレクトされています。」

  そして私はベルリンに拠点を置くドイツの会社Frogster gamesによる「Bounty Bay Online」の広告にリダイレクトされた。

Bounty Bay Online, http://www.frogster.de

  ドイツ人の同僚の一人が、まもなくゲームエキスポが開催され、Frogsterが無料のMMORPGをプロモーションしていることを教えてくれた。FacebookとLiveJournalを介して、こうした不謹慎なアフィリエイトマーケターたちによって、自分達の広告予算が流出させられているかもしれない状況について、Frogsterが気づいている可能性は、ほぼ無いだろう。(エフセキュアのドイツオフィスが彼らに知らせる予定だ…)

  適切な団体に、不正使用のメッセージが送られた。

  Facebookに関しては…ありがとう、でも私にこのレコメンデーションは不用です。Facebookはもしかしたら、ユーザが時々、自分の検索履歴を削除できるようにすべきなのではないだろうか? あるいは、詐欺師を排除するべく、レコメンデーションアルゴリズムを改善する必要があるだろう。

  スパムを見つけるのは、自分で簡単にできるので、余計な手助けは不用だ。

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