防衛省の某氏より頂戴した入場券を握りしめ、毎年恒例の「富士総合火力演習」に初めて行ってきました。
毎年8月頃に陸上自衛隊と航空自衛隊が行う総合火力演習は、通称「総火演(そうかえん)」と呼ばれ、関係者、マニアやファンを超えて広く親しまれており、陸上自衛隊が一般向けに行う催事の中でも一番の人気を誇っているイベントだとか。

うつろく山麓のお天気を警戒していたものの、幸運にも青空が。
昨今では夏の風物詩となっていると言っても過言ではなく、年々入場希望者を増やしているそうです。入場券は抽選で配られるため、簡単には入手できないようで、昨年度の平均倍率は28倍。さらに駐車券付き入場券に至っては200倍を超えていた言うから驚きです。
応募方法および公式HPはこちら。
※既に22年度の応募は締め切っています。



遠・中距離火力演習の爆音が富士山麓に鳴り響く。
正式名称は「富士総合火力演習」で、およそ50年前に陸上自衛隊の教育訓練課程のフィナーレとして始まり、その5年後には一般公開されているもので、その名の通り、戦車やヘリコプター、火砲、などによる実弾射撃を間近で体感することができます。実弾約44トン(約3億5千万円相当)を使い、演習規模は、人員約2,400名、戦車装甲車約80両、各種火砲約80門、航空機約30機、その他オートバイなどの車両約600両という壮大なスケール。

午前9時半頃の会場の様子。老若男女が今か今かと待ちわびる図。
見学者はおよそ約3万人というから国民の関心が高いことが伺えます。舞台は、富士山麓は静岡県御殿場市の東富士演習場で、演習開始は10時頃ということもあり、前夜より張り切って体調・身支度を整えていた私。
前日から野宿(※)する人もいるほど場所取り競争が激しいと事前に聞いていたこともあり、夜明けと共に起床、始発列車に乗り込み旅路を急いだものの、会場に到着したら既に約8割の席が埋まっており、かなり焦りました。(※注意: 野宿は近隣・主催者の迷惑になるのでご遠慮ください)
駐車場は、福島、栃木、名古屋、京都、神戸、広島、鹿児島(!!)などなど、遠方からの車で埋め尽くされており、これは後で知ったのですが、駐車場は午前5時には開いているというから並々ならぬ気合いを感じます。


午後にはほぼ完売するというお土産コーナー。迷っている場合ではありません。


渋い。
売店では、飲み物や焼きそばの屋台のほか、ミリタリーグッズ、Tシャツ類、プラモデル等のお土産や、栄養ドリンクなどの珍しい限定商品も並んでおり、大賑わい。そして夏のお伴、かき氷屋台には長蛇の列が。

長引く熱帯夜ですっかり慢性夏バテ気味のあなたに。問答無用でマストハブ。
バズーカ砲のような超望遠カメラを携えている人もいる中、私はといえば、最近購入した可愛いらしいマイクロ一眼をぶら下げて必死に連写するというありさま。
その中でもこれは力作、、と思うものを下記に羅列しています。







日本に住まうわたしたち一般人にとって、陸上自衛隊や航空自衛隊、海上自衛隊などの直接的なお世話に預かる機会は、少ないかもしれません。その一方で、彼らはわれわれ国民の生命と財産を守ることを基本理念として活動していることもあり、命をかけた厳しい特訓に勤しんでいる若い隊員の笑顔を目の当たりにすると、安全で快適な生活を維持する為には、その根底に汗と涙が流れていることを改めて知らされます。
そして、普段は直接見えないけれど、わたしたちの安全を確保する為に闘い続ける、ITセキュリティの世界も同じかもしれないと思いました。
雄大な富士山と、隊員の笑顔、そして戦車砲の爆音と衝撃は、私の邪念や矮小なもやもやを思いっきりふっとばしてくれました。
エフセキュアブログ管理人拝
<追記 (2010年9月1日15時)>---------------------------------
とても良く撮れている写真をご提供賜りましたので、下記に掲載いたしました。
撮影者のみなさま、ありがとうございます!

Photo Credit: Toshiro Fujii (Panasonic Corporation)

Photo Credit: Mamoru Saito (Internet Initiative Japan Inc.)
Special Thanks:
この様な滅多とない素晴らしい機会をくださった某氏と送迎でお世話に預かった某社の方々に、この場を借りて心より御礼申し上げます。

うつろく山麓のお天気を警戒していたものの、幸運にも青空が。
昨今では夏の風物詩となっていると言っても過言ではなく、年々入場希望者を増やしているそうです。入場券は抽選で配られるため、簡単には入手できないようで、昨年度の平均倍率は28倍。さらに駐車券付き入場券に至っては200倍を超えていた言うから驚きです。
応募方法および公式HPはこちら。
※既に22年度の応募は締め切っています。



遠・中距離火力演習の爆音が富士山麓に鳴り響く。
正式名称は「富士総合火力演習」で、およそ50年前に陸上自衛隊の教育訓練課程のフィナーレとして始まり、その5年後には一般公開されているもので、その名の通り、戦車やヘリコプター、火砲、などによる実弾射撃を間近で体感することができます。実弾約44トン(約3億5千万円相当)を使い、演習規模は、人員約2,400名、戦車装甲車約80両、各種火砲約80門、航空機約30機、その他オートバイなどの車両約600両という壮大なスケール。

午前9時半頃の会場の様子。老若男女が今か今かと待ちわびる図。
見学者はおよそ約3万人というから国民の関心が高いことが伺えます。舞台は、富士山麓は静岡県御殿場市の東富士演習場で、演習開始は10時頃ということもあり、前夜より張り切って体調・身支度を整えていた私。
前日から野宿(※)する人もいるほど場所取り競争が激しいと事前に聞いていたこともあり、夜明けと共に起床、始発列車に乗り込み旅路を急いだものの、会場に到着したら既に約8割の席が埋まっており、かなり焦りました。(※注意: 野宿は近隣・主催者の迷惑になるのでご遠慮ください)
駐車場は、福島、栃木、名古屋、京都、神戸、広島、鹿児島(!!)などなど、遠方からの車で埋め尽くされており、これは後で知ったのですが、駐車場は午前5時には開いているというから並々ならぬ気合いを感じます。


午後にはほぼ完売するというお土産コーナー。迷っている場合ではありません。


渋い。
売店では、飲み物や焼きそばの屋台のほか、ミリタリーグッズ、Tシャツ類、プラモデル等のお土産や、栄養ドリンクなどの珍しい限定商品も並んでおり、大賑わい。そして夏のお伴、かき氷屋台には長蛇の列が。

長引く熱帯夜ですっかり慢性夏バテ気味のあなたに。問答無用でマストハブ。
バズーカ砲のような超望遠カメラを携えている人もいる中、私はといえば、最近購入した可愛いらしいマイクロ一眼をぶら下げて必死に連写するというありさま。
その中でもこれは力作、、と思うものを下記に羅列しています。







日本に住まうわたしたち一般人にとって、陸上自衛隊や航空自衛隊、海上自衛隊などの直接的なお世話に預かる機会は、少ないかもしれません。その一方で、彼らはわれわれ国民の生命と財産を守ることを基本理念として活動していることもあり、命をかけた厳しい特訓に勤しんでいる若い隊員の笑顔を目の当たりにすると、安全で快適な生活を維持する為には、その根底に汗と涙が流れていることを改めて知らされます。
そして、普段は直接見えないけれど、わたしたちの安全を確保する為に闘い続ける、ITセキュリティの世界も同じかもしれないと思いました。
雄大な富士山と、隊員の笑顔、そして戦車砲の爆音と衝撃は、私の邪念や矮小なもやもやを思いっきりふっとばしてくれました。
エフセキュアブログ管理人拝
<追記 (2010年9月1日15時)>---------------------------------
とても良く撮れている写真をご提供賜りましたので、下記に掲載いたしました。
撮影者のみなさま、ありがとうございます!

Photo Credit: Toshiro Fujii (Panasonic Corporation)

Photo Credit: Mamoru Saito (Internet Initiative Japan Inc.)
Special Thanks:
この様な滅多とない素晴らしい機会をくださった某氏と送迎でお世話に預かった某社の方々に、この場を借りて心より御礼申し上げます。