先日、日本のCTFの歴史に残る大きな出来事がありました。CODEGATE CTFの予選で日本のチームが一位になったのです。アメリカチーム、韓国チームと何度も順位が入れ替わる厳しい戦いでした。二位じゃダメなんです。
(CTFについては、こちらを参照)

codegate_scoreboard

私がCTFを始めた2006年頃に、CTF先進国である韓国の友人と話した時は、
「韓国も昔は同じような状況だった。毎回上位に入れるようになるまでに5年はかかるよ。」
と言われました。そんな彼の経験どおり、5年が経っていました。

思えば多くの方々の力が合わさっているんだということを実感しました。

メンバーは定期的に勉強会を行い、メディアへの記事執筆、日本各地を巡業して布教活動を行いました。
今大会で躍進の原動力になったのは最近加入してくれた学生達でした。
会場に来られなくても、こっそり問題を解いてくれる小人さんもいました。
差し入れを持ってきてくれたり、英文を翻訳してくれたりする方もいました。
冷蔵庫がオーバーフローするほどのレッドブルを届けてくれた方もいました。
毎回我々に会場を提供してくれているネットエージェントさんは、より広い会場を提供するためにわざわざ引越までしてくれました。
他にも、ここには書ききれないくらい多くの方々が携わっています。

redbulltree
会場からスカイツリーとレッドブルツリーを望む

そして今、韓国のCTF業界が抱えている問題はコンスタントに人材を輩出し続けることの難しさです。おそらく我々も同じ問題に直面するでしょう。日本のCTF業界も新たなステージに突入します。