Googleが、ここ数日間に起きた「Trojan:Android/DroidDream.A」による混乱に対処するセキュリティソリューションを公開した。

  同ツールのトロイの木馬化されたバージョンも出現している(我々はこれを「Trojan:Android/Bgserv.A」として検出している)。同トロイの木馬の興味深い予備分析が、Symantecのブログで公開されている。

  本物対トロイの木馬バージョンの違いは、アプリケーション情報をチェックすることで確認できる:

「Android Market Security Tool」:

android_market_security_tool_installation (121k image)

「Trojan:Android/Bgserv.A」:

trojan_android_bgserv_a_installation (129k image)

  コンテンツ/パッケージのスクリーンショット:

trojan_android_bgserv_a_comparison (114k image)

  いったんインストールされると、「Trojan:Android/Bgserv.A」はIMEIや電話番号など、ユーザの電話情報を獲得する。この情報は「hxxp:// www. youlubg. com: 81 /Coop/request3.php」にアップロードされる。

  今回も、このマルウェアは中国本土のネットワークに特化されているようだ。(China Mobile Netに関連するナンバー10086にコンタクトを取り、「cmnet」という名称をAPNリストに挿入し、新たなAPNを使用しているのだ。

  このマルウェアは、感染したデバイスで大量のデータ使用を引き起こし、ユーザに高額な電話料金を課す可能性がある。

  興味深い点:この悪意あるコードは、「Android Market Security Tool」にのみ制限されているわけではないようだ。AegisLabのブログによれば、同様のふるまいが他のAndroidアプリケーションでも現れるそうだ。


では。
Zimry