先日、エフセキュア･コーポレーションのセキュリティ研究所で主席研究員 (CRO) を務めるミッコ･ヒッポネンが登壇したという「TED」は、「Technology」、「Entertainment」、「Design」の略で、学術やエンターテイメント、デザイン、テクノロジなど、多岐にわたる専門分野から選ばれた人物が、約18分にわたり講演を行なう世界的権威のあるカンフェレンスで、1984年に米国で発足されました。
同 カンフェレンスは、米国のカリフォルニア州モントレーで年に一度開催され、姉妹講演や姉妹コミュニティもグローバルに展開、さらに講演内容をネットで無料 配信して更なる啓発に努めるなど、世界的な活動として広がりを見せているようです。 (← し、しらなかったなんて恥ずかしすぎですね･･･)
講演者として選ばれるのは非常に名誉なことで、歴代の講演者を見ると、地球温暖化について語ったアル･ゴア、ルワンダの保健医療の改善を説いたビル･クリントンなどのアメリカ合衆国の政治家、進化生物学者のリチャード・ドーキンスやDNAの二重螺旋構造の発見者であるジェームズ・ワトソンなどのノーベル賞受賞者が名を連ねています。
「TED」に選ばれた面々はみな、誰もが知る著名人であるだけでなく、大きな功績を地球上に残した偉大な学者や活動家などが勢ぞろい。その中にミッコが名を連ねると考えると誇らしいと言うか頼もしいと言うか。
ちなみにサイバーセキュリティの分野から「TEDトーク」の登壇者が選ばれたのは、今年の2月にStuxnetの分析をしたドイツのコンピュータセキュリティ専門家、ラルフ・ラングナーで、ミッコ･ヒッポネンは同分野において二人目の登壇者ということになります。
ミッコは、同カンフェレンスにおいて「Defending The Net」というタイトルで、サイバーセキュリティについて解説、とてもわかりやすい内容となっていますので、ぜひご覧ください:
相変わらず堂々としたミッコの凛々しげなプレゼンテーションに感動！
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