スティーブ・ジョブズが亡くなった。

  Googleはトップページを変更し、敬意を表している:

Google's Steve Jobs tribute

  「Steve Jobs」は、「apple.com」にリンクしている:

Apple

  そしてAppleによるジョブズの写真からは、このメッセージにリンクしている:

Apple remembers Steve Jobs

  非常に感動的な言葉だ。

  Google側のセキュリティ措置としても良いものだ。

  このニュースを耳にするやいなや、我々は慎重さに欠ける人々を対象に、最後にもう一度、ジョブズを利用しようとするマルウェアやスキャムなどの試みに注意を向け始めた。ニュース速報が出るたびに、こうしたことが起きる。今年3月に起きた日本の地震と津波が顕著な例だ。ニュースが発生すると、検索エンジン最適化詐欺が起きる。

  現在、「スティーブ・ジョブズ 葬式」と検索すると、結果の最初のページにスキャムが現れる。

Google Search results

  以下のサイト「stevejobsfuneral.com」は、15分の1の確率でMacbookが当たるというクジのため、電子メールアドレスを収集しようとするものだ。そして、リンク先のオンラインストアでは、購入することでジョブズに敬意を表することができるとして、Apple製品の販売を行っている。

  このサイトにとって都合の良いことに、このリンクにも、リンクを通して商品が購入されると利益が得られる、アフィリエイト広告情報が含まれている。

  「stevejobsfuneral.com」を避けるべきことは、おそらく言うまでもないことだろうが、このサイトは9月20日には既に登録されていた。ハゲワシはかなり前から旋回していたのだ。

stevejobsfuneral.com: scumbag website

  ニュースを検索する際には、常識だけでなく「news.google.com」も利用することだ。

  「Google Search」は悪意あるサイトをフィルタリングするという、非常に適切な仕事をしているが、最近、スパムと(広告に関連した)スキャムに関してヘマをしているようだ。あなたの国で利用できるなら、「Google News」を利用すること。

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スティーブ・ジョブズのご冥福をお祈りする。