5年目を迎えた現在、我々はフィンランド・ヘルシンキのAalto Universityと協力し、マルウェア(悪意あるソフトウェア)分析のコースを準備している。最初の講義は1月18日、主席研究員ミッコ・ヒッポネンが行う。あなたがAaltoで学んでいるなら、コースでお目にかかれたら嬉しく思う!

  脅威の様相について良くご存知なら、Androidユーザがますます、マルウェア関連の詐欺の危険にさらされていることに気づいているかもしれない。これは我々のラボで、Androidマルウェア分析のハードワークが行われていることを意味している。こうした努力の一部は、エフセキュアの研究者Johannes Raveにより行われているが、彼は昨年、Aaltoのコースに参加した後、エフセキュアラボに加わった。JohannesはAndroid脅威の自動検出に関する論文に取り組んでいる。特に彼は、PandaBoard開発ボード(以下に写真がある)などのツールを用いて、分析作業を自動化する研究を行っている。

Pandaboard

  我々は同コースに、より多くのAndroidマルウェア分析技術を導入することも決定した。アジェンダには他にもいくつか変更が加えられ、今春のコースは「Reverse Engineering Malware」と呼ばれている。コース後には、学生の皆さんが古き良きWindowsであれAndroidのような他のプラットフォームであれ、あらゆるタイプのマルウェア分析に必要なスキルを獲得できることを願っている。