「CVE-2011-3544」(Java脆弱性)を悪用する新たなMacバックドアが報告されている。このバックドアは、GhostNetにつながっているようだ。同マルウェアは、非政府組織(NGO)に対する標的型攻撃で使用されている。

  Greg Waltonが、NGOに送信されたチベット関連の標的型メールについて、詳細を発表した。同メッセージには「dns.assyra.com」へのテキストが含まれる。詳細はWaltonがここに書いている。AlienVault Labsのテクニカルレポートも掲載されている。

  今日のニュースで、我々のMacマルウェアアナリストの1人Brodが、Microsoftの「バックドアOlyx - はMac向けの任務を負うマルウェアか?」という記事を思い出した。この記事はMacとWindowsユーザをこの7月に標的とした、似たようなテーマの攻撃に関するものだ。

  我々はこれらの新しい脅威を、以下の物として検出している:

Exploit:Java/CVE-2011-3544.E — MD5: 6C8F0C055431808C1DF746F9D4BB8CB5, MD5: 453A3DC32E2FAFD39F837A1EBE62CA80
Backdoor:OSX/Olyx.B — MD5: 39084b60790ca3fdebe1cd93a4764819
Backdoor:W32/Poison.CE — MD5: 7F7CBC62C56AEC9CB351B6C1B1926265

  昨日のJava緩和策に関するMac関連記事も読んで欲しい。