シリアはこのところ、国際的に注目の的となっている。国内に政情不安があり、独裁政権が反体制派に対して、残忍な戦術を使用している。これらの戦略には、技術監視やトロイの木馬、バックドアなどが含まれている。

  先日我々は、あるつてからハードドライブを受けとった。このドライブには、地元当局により標的とされているシリアの活動家のシステム画像が含まれていた。

Syria

  この活動家のシステムは、Skypeチャットにより感染していた。チャットのリクエストは、仲間の活動家からのものだ。問題は、その仲間がすでに逮捕されており、チャットを開始することが不可能だったということだ。

  最初の感染は、その活動家がチャットを介して「MACAddressChanger.exe」というファイルを受けとった際に起きた。このユーティリティは、一部のモニタリングツールを回避するため、ハードウェアのMACアドレスを変更すると考えられていた。しかし実際は、「silvia.exe」という名のファイルをドロップした。これは「Xtreme RAT」というバックドアだ。

  「Xtreme RAT」は本格的な悪意あるRemote Access Toolだ。

  Google Sitesでホスティングされているページを介して、100ユーロ(Paypal)で販売されている:https://sites.google.com/site/nxtremerat

Xtremerat

  我々には、この感染が単なる不運によるものではないと信じる理由がある。この活動家のコンピュータは標的にされたのだと思う。いずれにせよ、同バックドアはIPアドレス216.6.0.28にコールホームする。このIPブロックはシリア・アラブ共和国—STE(Syrian Telecommunications Establishment)に属している。.

  これはシリアで、トロイの木馬がこのような目的で使用された初のケースではない。

  過去の類似するケースに関しては、以下のリファレンスをご覧頂きたい:

http://articles.cnn.com/2012-02-17/tech/tech_web_computer-virus-syria_1_opposition-activists-computer-viruses-syrian-town?_s=PM:TECH

http://blogs.norman.com/2012/security-research/the-syrian-spyware

http://resources.infosecinstitute.com/darkcomet-analysis-syria/
(似たような攻撃で使用された別のRATの作者へのインタビューを含む)

  問題のサンプルのSHA-1ハッシュ:

  •  2c938f4e85d53aa23e9af39085d1199e138618b6
  •  a07209729e6f93e80fb116f18f746aad4b7400c5