10月にドバイで開かれたITU Telecom World 2012カンファレンスについて、本ブログで触れた。これに続き12月には、現在のITR(International Telecommunication Regulations、国際電気通信規則)に関して見直しを行うWCIT-12(World Conference on International Telecommunications)が開催される。

 Protect Global Internet Freedomの面々などは、WCIT-12で取られるアクションにより、インターネット・ガバナンスの重要な側面が変わることを心配している。

protectinternetfreedom.net, World War 3.0

 言い換えると、ITUがギーク達の主導権を奪い、各国政府に明け渡そうとすることを懸念しているのだ(そして物事が政治的になり、エンジニアリング的に良い方向にはいかない)。

 そしてGoogleは今週、「Take Action」キャンペーンで参戦した。

Google Take Action, World War 3.0

 Googleは次のように述べている。

 「一部の国の政府にはインターネットの検閲と規制を強化する目的で、12月の非公開会議を使いたいという思惑がある。」

 一部の国の政府?EUの政府には当てはまらない。

 欧州議会は今日、以下の内容を含む決議を採択した。

 「欧州議会は」

 「インターネット・ガバナンスおよびインターネット上のトラフィック・フローのいずれについても、ITUや他の集権的な国際機関が、規制する権限を単独で行使する組織としてふさわしくないと確信している。」

 第3.0次世界大戦については、また取り上げる。