Google Playには問題がある。— マルウェアではないが。
ロケーションによっては、PUA(Potentially Unwanted Applications)を回避することがだいぶ難しくなる。
以下はある「天気ウィジェット」アプリケーションのUser Reviews(ユーザー レビュー)の画面キャプチャだ。
英語(米国英語も英国英語も)の場合、ユーザー レビューが8件ある。たったの8件だ。「Read All User Reviews」へのリンクをクリックしたとしてもだ。
しかしデンマーク語のUIを用いると…、別のレビューが1件ある。
そして、これをデンマーク人が読めるのは幸いだ。なぜなら、レビュアーが述べるところでは、このアプリケーションは「素晴らしい」もので、スパム広告をプッシュ通知し、しかもそのうちの1つは10歳の娘にiPadが当たると提示した。娘は父親の電話番号を伝え…、150デンマーク・クローネ(約26米ドル)を支払うハメになった。
最悪なことに、デンマーク語で「vejr(訳注:同言語で「天気」の意)」を検索すると、この天気ウィジェット・アプリケーションが無料アプリケーションの中で2番目に表示される。
より普及し、ずっと評判のよい「AccuWeather(TM)」のようなアプリケーションは、デンマーク市場ではSEO(Search Engine Optimization)を実施しておらず、そのため「関連度」の検索結果の中では低くなってしまう。
そして、以下はロシア語のユーザー レビューだ。
レビューの中で「вирус」という単語が繰り返されているが、これはロシア語で「ウイルス」を意味する。
技術的にはこれはウイルスではない。位置情報によるアフィリエイト・スキームを可能にするため、リダイレクトをしている複数のサイトへのスパム広告を表示するため、通知を使っているとしてもだ。ウイルスではない — が、当然、望まれてもいない。
これこそ、Google Playに多数の「無料」アプリケーションがある理由だ。結果はロケーションによって異なる。フィンランドでは、このPUAはポーカー・アプリケーションへリダイレクトする通知をドロップする。もしポーカー・アプリケーションがインストールされたら、支払われた手数料よりやや高めの額が巻き上げられる。デンマークでは、通知は時にSMSの課金スキームへとリダイレクトする。ロシアでは・・・、えっと、ほぼどんなものへでもリダイレクトし得る。
手に入れてみるまで、何が得られるのかわからない。
また残念なことにGoogle Playでは、システムを操ろうとする、こうした試みを回避するためのツールが提供されていない。
以下はGoogle Playの検索結果だ。
うーん、何も見つからなかった。
Google Playには便利なツールやまともなソート・オプション群でさえ不足している。とはいえ、仮にGoogle Playの検索結果をソートできたなら、この世界最大の広告企業がユーザをプロファイルすることのできる検索が減ってしまうだろう。検索の少なさは、データ・ポイントが少ないことと同等だ。検索は良くも悪くもAndroidのエクスペリエンスの一部になっている。
Googleはソートを行わない。
そう、検索なのだ。しかし、Google TranslateとGoogle MapsのどちらもGoogle Playのエクスペリエンスの改善に使用されていないのは、なかなか妙なことだ。
Google Translate — GoogleのブラウザChromeではほぼすべてのものの翻訳を申し出るのに、Google Playのレビューをすべて翻訳する手間を(あるいは表示するかの提示を行う手間さえ)かけられないのには、何か理由があるのだろうか?
Google Maps — これは経験に基づく推測だが、品質に疑問があるアプリケーションに対する多数の肯定的なレビューは、おそらく開発者のホームグラウンドからきたものだ。個人的に、レビュアーの位置は見たい。フィードバック・マップは現状の棒グラフよりもずっと役に立つだろう。
Google Playには改善の余地がある。
ロケーションによっては、PUA(Potentially Unwanted Applications)を回避することがだいぶ難しくなる。
以下はある「天気ウィジェット」アプリケーションのUser Reviews(ユーザー レビュー)の画面キャプチャだ。
英語(米国英語も英国英語も)の場合、ユーザー レビューが8件ある。たったの8件だ。「Read All User Reviews」へのリンクをクリックしたとしてもだ。
しかしデンマーク語のUIを用いると…、別のレビューが1件ある。
そして、これをデンマーク人が読めるのは幸いだ。なぜなら、レビュアーが述べるところでは、このアプリケーションは「素晴らしい」もので、スパム広告をプッシュ通知し、しかもそのうちの1つは10歳の娘にiPadが当たると提示した。娘は父親の電話番号を伝え…、150デンマーク・クローネ(約26米ドル)を支払うハメになった。
最悪なことに、デンマーク語で「vejr(訳注:同言語で「天気」の意)」を検索すると、この天気ウィジェット・アプリケーションが無料アプリケーションの中で2番目に表示される。
より普及し、ずっと評判のよい「AccuWeather(TM)」のようなアプリケーションは、デンマーク市場ではSEO(Search Engine Optimization)を実施しておらず、そのため「関連度」の検索結果の中では低くなってしまう。
そして、以下はロシア語のユーザー レビューだ。
レビューの中で「вирус」という単語が繰り返されているが、これはロシア語で「ウイルス」を意味する。
技術的にはこれはウイルスではない。位置情報によるアフィリエイト・スキームを可能にするため、リダイレクトをしている複数のサイトへのスパム広告を表示するため、通知を使っているとしてもだ。ウイルスではない — が、当然、望まれてもいない。
これこそ、Google Playに多数の「無料」アプリケーションがある理由だ。結果はロケーションによって異なる。フィンランドでは、このPUAはポーカー・アプリケーションへリダイレクトする通知をドロップする。もしポーカー・アプリケーションがインストールされたら、支払われた手数料よりやや高めの額が巻き上げられる。デンマークでは、通知は時にSMSの課金スキームへとリダイレクトする。ロシアでは・・・、えっと、ほぼどんなものへでもリダイレクトし得る。
手に入れてみるまで、何が得られるのかわからない。
また残念なことにGoogle Playでは、システムを操ろうとする、こうした試みを回避するためのツールが提供されていない。
以下はGoogle Playの検索結果だ。
うーん、何も見つからなかった。
Google Playには便利なツールやまともなソート・オプション群でさえ不足している。とはいえ、仮にGoogle Playの検索結果をソートできたなら、この世界最大の広告企業がユーザをプロファイルすることのできる検索が減ってしまうだろう。検索の少なさは、データ・ポイントが少ないことと同等だ。検索は良くも悪くもAndroidのエクスペリエンスの一部になっている。
Googleはソートを行わない。
そう、検索なのだ。しかし、Google TranslateとGoogle MapsのどちらもGoogle Playのエクスペリエンスの改善に使用されていないのは、なかなか妙なことだ。
Google Translate — GoogleのブラウザChromeではほぼすべてのものの翻訳を申し出るのに、Google Playのレビューをすべて翻訳する手間を(あるいは表示するかの提示を行う手間さえ)かけられないのには、何か理由があるのだろうか?
Google Maps — これは経験に基づく推測だが、品質に疑問があるアプリケーションに対する多数の肯定的なレビューは、おそらく開発者のホームグラウンドからきたものだ。個人的に、レビュアーの位置は見たい。フィードバック・マップは現状の棒グラフよりもずっと役に立つだろう。
Google Playには改善の余地がある。