「メタデータ」という用語は我々にとって目新しいものではない。1年前、ドイツ緑の党所属の政治家Malte Spitzの話をブログに掲載した。

 現在起きている出来事からすると、何のメタデータであるかを再び取り上げることは、有益なようだ。以下は2012年6月29日の投稿からの引用だ。

 「2008年のドイツの法律では、10,000人以上の顧客を持つすべての電気通信プロバイダが、全通話、メッセージおよび接続に関する6カ月相当のデータを保持するよう求められた。ドイツの憲法裁判所は2010年、同法を違憲と裁定している。

 Spitzは、自身の電気通信プロバイダから、2009年8月から2010年2月までの(メタ)データを取得。Zeit Onlineが、Google Docs上で生のデータを提供している。どの程度の個人プロフィールを作成できるかを示すため、Zeit OnlineはSpitzのツイートやブログ記事といった、一般に入手できるデータを増強した。」

 (メタ)データなのかメタデータなのか…。全部データなのだが。

 とにかく、その結果は、極めて暴露的で、信じられないほどクールなインタラクティブ・マップとなった。

Vorratsdatenspeicherung
ソース:http://www.zeit.de/datenschutz/malte-spitz-data-retention

 そして現在、Spitzの声を聞くことができる。

 PRIの番組The Worldは7月2日の放送のために、昨日Spitzにインタビューを行った。



 さらにGeoffrey Nunbergによる「Calling It "Metadata" Doesn't Make Surveillance Less Intrusive(「メタデータ」と称しても、監視が緩やかになるわけではない)」も興味深い。