ダグラス・エンゲルバートは2013年7月2日に他界した。おそらく一般にはコンピュータマウスの発明者としてもっとも認知されているだろう。しかし、エンゲルバートはそれには留まらない。

 「They called him kooky, and laughed at him for doing weird stuff.(人々はエンゲルバートがいかれていると言い、変わったことをしていると笑った。)」




(The Economist誌:Doug Engelbart, computer engineer, died on July 2nd, aged 88

 一部の技術マニアの間では、The Mother of All Demos(すべてのデモの母)として知られている。

 このことに詳しくない方のために説明すると、あのデモには「ハイパーテキスト、オブジェクトアドレッシングと動的なファイルリンク、さらに音声と動画のインターフェイスを用いてネットワーク越しに通信をしながら、別々の場所にいる2人が参加する共有スクリーンを用いたコラボレーション」が盛り込まれていた。

 そして真骨頂は、このデモは1968年12月9日に開催されたということだ。

 スタンフォード大学には、注釈付きの優れたビデオクリップのシリーズがある(こちら)。

 エンゲルバートは真の意味で時代を先取りしていた。彼のビジョンは以下を問うことだった。

 「How do we collectively use technology to map our future with integrity mindful of the perspectives of others and future generations? (他の人々や未来の世代の視点に完全に気を配りながら未来を描くために、我々はどのように技術を集合的に使うのだろうか?)」


Doug Engelbart Tribute Video

 ご冥福をお祈り致します。