2013年、日本におけるセキュリティ脅威は、年末へ向けて急増しています。既に年初からの9ヶ月間で、エフセキュアが検知した件数は2倍に達しています。



今日、最も多く検知されているマルウェアはバックドアを仕掛ける「トロイの木馬」型のBandookです。BandookはWindows 2000, XP, 2003, Vista, 7を含むWindows NTファミリーに感染します。このマルウェアは感染したコンピュータをリモートでアクセス可能にし、画面キャプチャーやキーボード入力のログの詐取といった悪意のある機能を備えています。
また過去にConfickerとして知られていたDownadupの二つのファミリーが二位と三位を占めています。これらのファミリーが出現してから既に5年を経ていますが、日本でのWindows XP, 2000, 2003が引き続き数多く利用されているため、引き続き大きな脅威となっているといえます。
まもなくEOLとなるWindows XPの対策が急務となっています。