Black Hatカンファレンスは、「ベンダーの宣伝文句を聞かされることなく、ネットワークセキュリティの最前線にいる人々と直接顔を合わせる」ことのできる機会です。言い換えれば、マーケティング活動を排した最新の業界情報だけが集まる場なのです。
ラスベガスで8月2日(土)から始まるBlack Hat USAには、エフセキュアから2人が参加します。
エフセキュアのミッコ・ヒッポネンは、NSAのときとは違い、今年のBlack Hatで講演します。ミッコの講演「Governments as Malware Authors: The Next Generation」(マルウェア作成者としての政府:ネクストジェネレーション)は、世界各国の諜報機関にとって興味深い内容となるでしょう。
講演の概要には、次のように記載されています。「抗議の意味を込めてRSAでの講演をキャンセルした後、ヒッポネン氏は代わりにTrustyConにてGovernments as Malware Authors(マルウェア作成者としての政府)について講演を行いました。それに続く今回の講演では、その後の変化と、マルウェアを作成する政府に関する新たな情報に注目します。」
ティモ・ヒルヴォネンは、今回初めてBlack Hatで講演を行います。講演のタイトルは、「Dynamic Flash Instrumentation for Fun and Profit(楽しさと利益のための動的なFlashの編成法)」です。
ティモは、長年にわたってディープガードテクノロジの開発に取り組んできました。彼は、JavaファイルやPDFといった最も感染の危険性が高い種類のファイルを分析する専門家です。今回の講演では、「悪意のあるFlashファイルの動的分析を可能にする初めてのツール」を紹介し、デモンストレーションを行う予定です。
また、出席するかどうかにかかわらず、エフセキュアの専門家たちは各講演からピックアップした情報の評価を行っています。
セキュリティ・レスポンス担当ディレクターのアンティ・ティッカネンは、もし今回ラスベガスで開催されるカンファレンスに参加するとしたら出席するであろう講演のリストを提供してくれました。
- A SURVEY OF REMOTE AUTOMOTIVE ATTACK SURFACES(自動車への遠隔攻撃対象領域に関する調査):先日テスラ車でニュースにもなった自動車ハッキングについての講演です。
– COMPUTRACE BACKDOOR REVISITED(Computraceバックドア:改訂版):「我々は、個人用または企業用コンピュータ上のAbsolute Computrace盗難対策ソフトウェアが不正に有効化されていることの証拠を複数発見しました。さらに、このソフトウェアが削除困難なBIOSベースの高度なバックドアとして使用可能であることが判明しました。」
– DISSECTING SNAKE – A FEDERAL ESPIONAGE TOOLKIT(Snakeの分析−政府によるスパイ活動のツールキット):ミッコの講演につながるテーマです。
さて、ミッコが注目しているは何でしょうか?
彼は次のように語ってくれました。「BadUSBに関する講演は、興味深いものになるでしょう。そして、毎回私が楽しみにしているのはPwnie賞です。」
ではまた。
Sandra
ラスベガスで8月2日(土)から始まるBlack Hat USAには、エフセキュアから2人が参加します。
エフセキュアのミッコ・ヒッポネンは、NSAのときとは違い、今年のBlack Hatで講演します。ミッコの講演「Governments as Malware Authors: The Next Generation」(マルウェア作成者としての政府:ネクストジェネレーション)は、世界各国の諜報機関にとって興味深い内容となるでしょう。
講演の概要には、次のように記載されています。「抗議の意味を込めてRSAでの講演をキャンセルした後、ヒッポネン氏は代わりにTrustyConにてGovernments as Malware Authors(マルウェア作成者としての政府)について講演を行いました。それに続く今回の講演では、その後の変化と、マルウェアを作成する政府に関する新たな情報に注目します。」
ティモ・ヒルヴォネンは、今回初めてBlack Hatで講演を行います。講演のタイトルは、「Dynamic Flash Instrumentation for Fun and Profit(楽しさと利益のための動的なFlashの編成法)」です。
ティモは、長年にわたってディープガードテクノロジの開発に取り組んできました。彼は、JavaファイルやPDFといった最も感染の危険性が高い種類のファイルを分析する専門家です。今回の講演では、「悪意のあるFlashファイルの動的分析を可能にする初めてのツール」を紹介し、デモンストレーションを行う予定です。
また、出席するかどうかにかかわらず、エフセキュアの専門家たちは各講演からピックアップした情報の評価を行っています。
セキュリティ・レスポンス担当ディレクターのアンティ・ティッカネンは、もし今回ラスベガスで開催されるカンファレンスに参加するとしたら出席するであろう講演のリストを提供してくれました。
- A SURVEY OF REMOTE AUTOMOTIVE ATTACK SURFACES(自動車への遠隔攻撃対象領域に関する調査):先日テスラ車でニュースにもなった自動車ハッキングについての講演です。
– COMPUTRACE BACKDOOR REVISITED(Computraceバックドア:改訂版):「我々は、個人用または企業用コンピュータ上のAbsolute Computrace盗難対策ソフトウェアが不正に有効化されていることの証拠を複数発見しました。さらに、このソフトウェアが削除困難なBIOSベースの高度なバックドアとして使用可能であることが判明しました。」
– DISSECTING SNAKE – A FEDERAL ESPIONAGE TOOLKIT(Snakeの分析−政府によるスパイ活動のツールキット):ミッコの講演につながるテーマです。
さて、ミッコが注目しているは何でしょうか?
彼は次のように語ってくれました。「BadUSBに関する講演は、興味深いものになるでしょう。そして、毎回私が楽しみにしているのはPwnie賞です。」
ではまた。
Sandra
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