エマ・ホルテンさんほどの勇気がある人は、誰もいないでしょう。

元彼に、17歳の頃に撮ったヌード写真を「リベンジポルノ」サイトに公開されたことを受けて、エマ・ホルテンさん(現在23歳)は、元彼とネット上で彼女を匿名で非難した人に屈しないことを決意しました。

ホルテンさんは自分自身でカメラマンに頼んで自分で満足できる写真を撮り、「Consent(同意)」と名付けた刺激的なエッセイと一緒に、公開しました。

彼女はこう書いています。「写真では、私が性の対象ではなく、主体であることを表現しようとしています。自分の身体を恥ずかしいと思っているわけではありませんが、私の身体は私のものです。「同意」がなければ、公開することはできません。レイプとセックスがまったく違うように、同意のうえで公開された写真とそうでないものは、完全に別物です。」

昨年、一連のハッキングの末、ハリウッド女優のヌード写真がネット上に公開されたとき、被害者を非難する言動があったことに多くの人がショックを受けました。

誰かが自分の財産に関するデータを盗まれたときに、「なぜ、わざわざ携帯電話にクレジットカードの情報を保存しておくのですか?」と尋ねる人はいません。

しかし、ここに挙げた女性たちは、自分たちが秘密にできると思った場所にプライベートな画像を保存していたことで、非難されたのです。これではまるで、女性は、自分の身体の画像は公開されても仕方がないと言っているようなものです。もちろん、エフセキュアでは、皆さん、特に著名人の方々は、ネットでの生活が保護されるよう最善の注意を払うべきだと考えています。しかし、私たちの生活の最も私的な部分が尊重されないのなら、ほかに何が尊重されるのでしょうか?

2014年9月26日金曜日、私は、女性と男性の8人の同僚と一緒に、ハッキングの被害者支援を目的として、自分たちがカメラの前でヌードになることにしました。

バスローブを脱いで、カメラマンの前で無防備になったところで、私は考えました。「私たちは非公開の場所でプロのカメラマンの前に立ち、進んで裸になっている。そして完全に同意したうえで写真が公開されることを知っている。それでもこのことが私たちにとってつらいのなら、まったく同意なしに公に晒されている有名人はどれほどつらいのだろうか?私たちのような名もない人たちのヌードが全世界に公開されたら、何が起こるのだろう?他の同僚が私のヌード写真を見たら、どう思うだろうか?スペインという男性優位の国に住む友人や両親は何て言うだろう?そして、なぜそういうことが気になるのだろう?」

ホルテンさんのエッセイを読みながら、私は答えがヌードとは関係ないことに気づきました。

また、その答えは、私と自分の身体との関係ではありません。力、恐怖、起こり得る結果、批判に対する恐れ、被害者への支援がないこと、こうしたことを心配していたのです。加害者よりも被害者により多くの非難が寄せられることがわかっていて、次は私が被害者となるかもしれないと思うと怖くなりました。なにもしないことで、権利が侵害されたにもかかわらず、かえって非難を受ける被害者が増えてしまうと私は確信していたのです。そう思うといっそう恐怖を感じました。

私たちは、いったんはヌード写真の公開を差し控えました。というのは、写真がどのように受け取られるのかが不安だったからです。しかし今は、そのときにはわからなかったこと、つまり私たちが何を訴えようとしていたのかということがわかりました。ホルテンさんは、重要なのは同意であると私たちに教えてくれたのです。彼女は、もう一度自分の身体がどのように受け取られるのか改めて問う必要がありました。そして、私たちが常に掲げたいと思っていたこの主張を宣言するよう後押ししてくれました――「何がプライベートであるかを決め、そのことを公開する権利を持つのは自分自身だけである」

私たちは、ホルテンさんに勇気づけられたことを伝えました。そして今度は皆さんにぜひ私たちに続いてほしいと思います。プライバシーは基本的な権利であり、その侵害は犯罪であると大声で叫びましょう。あなたのヌード写真をネットで投稿し参加してください。ハッシュタグは#uncoveryourarseです。

今回のメッセージは「同意こそが重要」です。ホルテンさんを見習って、私たちも恥じて沈黙に陥ることはありません。

– ローラ

>>原文へのリンク