2015年9月10日、米議会(特別)諜報委員会が世界規模のサイバー上の脅威について公聴会を開いた。
有力メンバーであるアダム・シフ議員は冒頭陳述において、CISA(Cybersecurity Information Sharing Act、サイバーセキュリティ情報共有法)の米議会版であるPCNA(Protecting Cyber Networks Act)の目的についてコメントしている。
以下は、この件に関連するテキストの全文だ。
これでお分かりだろう。CISAの目的は「マルウェアを共有すること(to share malware)」なのだ。
Q:それで、あなたはそう考えていると?
A:そうだ、それがその目的だ。情報共有はマルウェアサンプルの共有と等しい。
Q:CISAは監視法案だろうか?
A:いや、そうではない。少なくとも私の考えでは違う。
Q:しかしCISAは優れた法案だろうか?
A:いや、私はそう思っていない。
Q:なぜ?
A:なぜなら私の見解では、CISAは軍とサイバー企業の複合体(military-digital complex)のための企業助成政策に過ぎないように見えるからだ。
Q:CISAは成立するだろうか?
A:諸々の兆候示すところは…イエスだ。