あなたのデバイスのOSに最新のセキュリティアップデートを適用することは、セキュリティの基礎となるベストプラクティスだ。最新バージョンのOSを実行しているのでなければ、自身のデバイスを潜在的なエクスプロイトにさらけ出していることになる。
以下は、Apple社のiOS 9の適用率をグラフにしたものだ。
逆転している。iOS 9は2015年9月16日にリリースされてから、極めて速やかにiOS 8に取って代わり、全装置中で大多数を占めるようになった。
以下のグラフは、Google社のAndroid OSの適用率である。
影も形もない。Android 6.0である「Marshmallow」は2015年10月5日にリリースされたのに、いまだ「Other」に分類されている。Google自身の数字によれば、Androidの最新版は分布の1.2%を占めるのみだという。Android機のおおよそ7割は、いまだにKit-KatまたはLollipopを実行している(両者とも、既知のセキュリティ上の問題や脆弱性がある)。
Marshmallowのリリース後も、Lollipopは市場シェアを伸ばしてさえいるのだ。
これは残念なことだ。なぜなら、Android 6.0 Marshmallowは流行りのAndroidマルウェアに対し防御力が高いからだ。