みなさん、こんにちは。Rakuten-CERTの福本です。
 世界的にセキュリティ人材が不足と言われている昨今、需給バランスの改善にはセキュリティ人材教育プログラムの充実、セキュリティ対策プロセスの標準化がますます重要になってくるかと思います。そんな背景もあり、楽天は昨年、産学連携のひとつのきっかけ作りとして東工大とセキュリティキャンプでの集中合宿を実施したのですが、そのセキュリティイベントは今年から東工大大学院の特別専門学修プログラムのコア科目であるサイバーセキュリティ攻撃・防御第二となりました。

  楽天株式会社は、オフィシャルに東工大のサイバーセキュリティ特別専門学修プログラムに協力しています。
 

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こちらは会場の様子。某合宿会場にて、授業にも熱が入る。

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夜も教授部屋に集まって、ヒントをもらいながらハンズオントレーニングの課題を解く学生たち。

 今年はWebサイトへの攻撃メカニズムを理解するためのハンズオントレーニングがメインでしたが、来年はセキュアコーディングなどディフェンス側のトレーニングコンテンツも充実出来ればと思います。(そしてその先はインシデント分析、ハンドリングまで将来的に拡張したい)最後合宿が終わって、多くの学生さんから楽しかったと言ってもらえてほんとうれしかったですし、また東工大の担当教員の方々からも多大なご支援を頂き、本当にありがとうございました。まだスタートしたばかりですが、継続することによっていつかこの活動がインターネットセキュリティを支える力となることを願っています。