みなさん、こんにちは。Rakuten-CERTの福本です。
 先日、楽天初のRakuten Global CISO Summitを開催しました。今回はそのイベントの共有をしたいと思います。実は昨年、楽天グループ全社においてCISOの任命を義務づける新たなポリシーを策定し、本社CISO及び子会社CISOを数十名任命しました。これは楽天グループの重要なディレクションで、セキュリティガバナンスの強化は経営課題であり、そして僕らのセキュリティが次のステージに向かっていることを意味しています。そして、今回、全てのCISOが集まり、Rakuten Group CISO communityをスタートさせることが出来ました。このイベントを通じて楽天グループ全体のセキュリティにとっての大事な一歩が踏み出せたのかなと思います。
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 2日間の盛り沢山のセッションで構成されたCISOサミットですが、豪華なゲストスピーカーにもご登壇頂きました。OWASPでも有名なTobias GondromさんとJerry Hoffさんからは大変参考になる最新のセキュリティトピックやセキュリティマネジメントに関するお話を頂き、また、3人でパネルディスカッションも出来て、とても刺激的なセッションになりました。また、各社CISOからの最新の取り組みやチャレンジを共有してもらったり、セキュリティ改善のアクションアイテムを決めるワークショップを実施したり、CISO向けのセキュリティトレーニングセッションを提供したり、大変実りの多いイベントになったと思います。
 
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 最後に、CISOという仕事には相当な覚悟がいるかなと思います。No upside, nobody will do it for you, your responsibility. その覚悟を背負って、組織のセキュリティのためにリーダーシップを発揮するということは並大抵な事ではないと思います。何を大義名分にしてCISO業務を邁進するか。本気でセキュリティをやる上で、そこは大事なポイントだと思います。