エフセキュアブログ

東京発

エフセキュアラボの最新の脅威レポート

先般発刊されたエフセキュアラボの最新の脅威レポートは、PC、Mac、携帯端末への最新の脅威情報とともに、マルウェアはその発信源にかかわらず必ず検出することを表明しています。





政治的な問題ではありません。政府によるマルウェアに対し、それがどこからのものであれ、エフセキュアは戦います。これがこのたび発刊されたエフセキュアラボによる「2013年下半期脅威レポート」の中で繰り返し述べられたメッセージです。このほか、レポートでは、ウェブベースのマルウェアによる攻撃が2013年の下半期には上半期に比べて2倍に増えていること、Android端末を標的とした脅威がこの一年間の携帯端末への脅威の97%を占めていることが明らかにされています。

可能な限り多くの情報にアクセスしようとする政府が少なくない中、エフセキュアは、政府によるトロイの木馬や大量監視に対して一貫して厳しい立場を取っています。一切妥協せずにすべてのマルウェアをその発信源にかかわらず検出する、これがエフセキュアのこれまでのポリシーであり、現在も変わりません。そして、プライバシー保護はエフセキュアの基本理念であり、その製品設計にも反映されています。

「政府による監視は、決して、あなたが自ら公にしたり、意図して共有しようとしている情報を収集するといった類のものではありません」とエフセキュアラボで主席研究員を務めるミッコ・ヒッポネンはレポートで述べています。「それはあなたが共有するつもりがない情報を収集されているということなのです。技術的に可能だからそれが正しいということにはなりません。」

発信源がどこであるかはともかく、ウェブベースの攻撃は、一般にブラウザを悪意のあるサイトに誘導するという形で行われます。2013年下半期にはこの形の攻撃が最も多く報告され、検出された攻撃の26%を占めました。次に多く報告された攻撃は、20%を占めたConfickerワームでした。また、この期間に最も高い頻度で検出された3種類のエクスプロイトはすべてJava関連でしたが、Javaエクスプロイトは2013年上半期に比べて減少していました。Macのマルウェアは僅かずつではあるものの確実に増加し、2013年には新種、亜種を含めて51種類に上っています。

ほぼすべてがAndroid関連

2013年には携帯端末への脅威の97%がAndroidプラットフォームを狙ったもので、新種、亜種を合わせて804件に達しています。残りの3%(23件)はSymbianに対するもので、これら以外のプラットフォームでは脅威の報告はありませんでした。これに対し、2012年にAndroidを狙った新たな脅威は238件でした。

Androidに対する脅威に関しては、上位10カ国の合計で14万件余りのマルウェアが検出されています。これらの検出報告のうち42%はサウジアラビアから、33%はインドからで、ヨーロッパは15%、米国は5%です。Androidプラットフォーム自体の脆弱性は比較的小さいことからこれまで同様、サードパーティのアプリストアからの怪しげなアプリのダウンロードを通じて広まるケースがほとんどです。

その他のトピック

  • ウェブプライバシーの状況。ユーザのブラウジングの内容や個人情報が、どのようにして気付かないうちに捕捉され、ネットを通じて収集されるか。
  • Androidのマルウェア被害に遭う可能性の高い世界の大都市はどこか。
  • 4月8日以降もWindows XPを使い続ける場合に行うべきこと。
  • ポルノサイトやJavaを避けることがネット上でのあなたの存在を守る鍵になるかも知れないのはなぜか。
  • BlackHole作者の逮捕後、エクスプロイトキットはどうなったか。
  • MevadeボットネットはTorネットワークを利用してどのようにトラフィックを隠しているか。
  • 地域の発展に伴うアジアにおけるマルウェア検出数の増加について。

2013年下半期脅威レポートの完全版は、こちらでご覧いただけます。

中小中堅企業(SMB)のソフトウェア・アップデートの実態

標的型攻撃などを防ぐため、OSやアプリケーションの脆弱性を塞ぐパッチ適用(ソフトウェア・アップデート)は、企業規模を問わず喫緊の課題となっています。それでは中小中堅企業(SMB)では、どこまでソフトウェア・アップデートに対応できているのでしょうか? *

社用PCへの私用ソフトウェアのインストール

社内ネットワークへ直接接続される社用のPCへ私用のソフトウェアをインストールする行為は、大きなセキュリティ・ホールとなる危険性があります。ところが、こうした行為を認めている企業はおよそ半数の46%に達してることが判明しました。これは従業員規模が小さい企業ほど顕著な傾向となっており、従業員規模が1〜49名の企業では56%、50〜249名で46%、250〜500名の企業の39%が私用ソフトウェアのインストールを認めています。

ソフトウェア・アップデートの方法

社用のPCへ私用のソフトウェアのインストールを認めている企業では、ソフトウェアのアップデートを従業員に任せている率が67%に達しています。またMicrosoft Updateを実施しているものの、アプリケーションのパッチ管理は行っていない企業は30%に上ります。なんらかのツールを使用してソフトウェア・アップデートを実施している企業は2%に過ぎません。





ソフトウェア・アップデートの重要性

ソフトウェア・アップデートの重要性については、77%の企業が「極めて重要、たいへん重要」、さらに17%が「重要」と回答しており、十分に認識されています。一方、ソフトウェア・アップデートに費やしている時間は週当たり平均11時間で、中小中堅企業(SMB)にとって大きな負担となっています。ソフトウェア・アップデートの負担を軽減しつつ、タイムリーに適用してセキュリティを確保するための、適切なツールが求められていると考えられます。


* エフセキュアの2014年デジタル企業調査は、8カ国(ドイツ、イタリア、フランス、英国、スウェーデン、フィンランド、ポーランド、アメリカ合衆国)で1〜500名の従業員(平均200名)を有する企業を対象にWebインタビューを実施しました。同調査は2013年11月に実施されました。

エフセキュアブログ公式Twitter フォロワー1,000突破

9日(日)午後に、当ブログと連動しておりますエフセキュアブログ公式Twitterアカウント @FSECUREBLOG のフォロワー数が1,000に達しました。
こちらのブログの更新を適時お知らせしておりますので、是非フォローください。

アマゾン ウェブ サービス(AWS)上でLinux製品のサポートを開始

エフセキュア株式会社は、エフセキュア アンチウイルス Linuxゲートウェイおよびエフセキュア Linuxセキュリティ コマンドラインエディションがアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)上のOSのサポートを開始します。それぞれの製品がサポートするOSについて、オンプレミスおよびAWSのいずれでも利用可能となりました。

 

昨今クラウドの活用が広く浸透し、IT資産は必ずしも所有するものではなくなりました。とりわけAWSにおけるLinux OSは、現在一般的に利用されるようになり、エフセキュアではパブリッククラウドでも確かなセキュリティの確保が必要と認識し、AWS上のOSについてもサポートを行うことを決定しました。

AWS上のOSのサポートについて

エフセキュアは、次のステートメントに基いて
AWS上のLinux OSのサポートを提供します。

      AWS上で利用される「エフセキュア アンチウイルス Linuxゲートウェイ」および「エフセキュア Linuxセキュリティ コマンドラインエディション」に対するサポートで、追加料金は発生いたしません。

      AWS環境で問題が発生した場合、非AWS環境での問題の再現を依頼する場合があります。

      AWS環境固有の問題の場合、お客様のAWS環境での調査を依頼する場合があります。また、AWS環境固有の問題の場合も、可能な限り製品の修正/改善を行います。

      AWS環境および非AWS環境を問わず発生する問題の場合、通常のサポートを行います。


AWS
で使用する場合のライセンス

AWS
の機能により、利用するサーバの台数が動的に変更される使い方での「エフセキュア Linuxセキュリティ コマンドラインエディション」の課金対象については、弊社営業窓口までご相談ください。また、AWS上のサーバをWebサーバとしてご利用いただく場合、「Webサイトライセンス」の購入が必要になります。

パートナーからも提供開始


エフセキュアの販売パートナーである株式会社
HDE(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小椋一宏氏  http://www.hde.co.jp/ )からも「HDE Anti-Virus X for Server」として提供が開始されました。

中小中堅企業(SMB)のクラウド利用の実態

いまやクラウド・サービスは、企業規模を問わずその活用が広がっています。では、中小中堅企業(SMB)では、どのような観点でクラウド・サービスを選択しているのでしょうか?  *

利用中のクラウド・サービス

現在利用中のクラウド型ソリューションは何かという質問に対し、従業員規模が250〜500名の企業の59%、50〜249名で56%、1〜49名で44%の企業がEメールサービスと回答しており、いずれの規模でもトップになっています。二位は250〜500名の企業の54%、1〜49名の企業の34%がファイル管理を挙げていますが、50〜249名の企業では47%がWebホスティングを挙げています。
またクラウドを利用していない率は大規模であるほど低く、250〜500名の企業で12%、50〜249名で14%、1〜49名で35%となりました。


クラウド・サービス選択の基準


クラウド・サービスを選択するにあたっての考慮事項は、使いやすさ(62%)、互換性(47%)、価格(46%)、セキュリティ(37%)となっています。特にセキュリティに関しては、250〜500名の企業で41%、50〜249名で39%、1〜49名で25%となっており、企業規模が大きいほどセキュリティに対する懸念が大きいことが判明しました。


クラウド・サービスを利用しない理由

なぜクラウド・サービスに関心がないのかという質問では、セキュリティや管理不足に対する懸念が、250〜500名の企業で67%、50〜249名で70%、1〜49名で32%となっており、とりわけ規模の大きい企業でのクラウド・サービスのセキュリティ確保が大きな課題となっています。






*エフセキュアの2014年デジタル企業調査は、8カ国(ドイツ、イタリア、フランス、英国、スウェーデン、フィンランド、ポーランド、アメリカ合衆国)で1〜500名の従業員(平均200名)を有する企業を対象にWebインタビューを実施しました。同調査は2013年11月に実施されました。

エフセキュア Linuxセキュリティ フル エディション / コマンドライン エディションの新メジャーバージョンをリリース

エフセキュア株式会社は、LinuxサーバOS向けセキュリティ対策の「エフセキュア Linuxセキュリティ フル エディション」および「エフセキュア Linuxセキュリティ コマンドライン エディション」の新しいメジャーバージョンとなる、Ver10.00をリリース致しました。Redhat Enterprise Linux6.5やCentOS6.5、Debian7.0、Ubuntu12.04などの最新のOSへ対応を行いました。

Linuxの利用は、WindowsやUnixの代替というだけでなく、クラウドの基盤としても増え続けています。Linuxの利用の増加で、そこを標的にするマルウェアや侵入などの攻撃が今後拡大することが懸念されます。Linuxのセキュリティ対策がOSの新しいバージョンに対応することで、新しいOS利用の一助となり、OS自身の最新のセキュリティ機能との相乗効果となることが期待されます。
なお本年後半には、新しい検査エンジンを搭載し、パフォーマンスと検知率の更なる向上を図った新バージョンのリリースも予定しています。

2種類のエディション

エフセキュアでは、用途に応じ2種類のLinuxサーバ保護ソリューションを提供します。いずれも、Linuxサーバへの不正侵入を防ぎます。

「エフセキュア Linuxセキュリティ フル エディション」は、Linuxへのマルウェア感染やLinuxを踏み台にしたマルウェアの拡散を防ぐだけではなく、外部からの改ざんを防ぐ機能を提供し、Linuxを総合的に保護します。ポリシーマネージャを利用した集中管理にも対応し、多くのサーバを少ないコストでしっかりと管理できます。

「エフセキュア Linuxセキュリティ コマンドライン エディション」は、Linux OSの管理者が親しみやすいコマンドベースのインターフェースを備えたアンチウイルス製品です。コマンドライン上で全ての操作を完了できるので、他のプログラムやシェルスクリプトから呼び出して使うことができ、ソフトウェア組み込みに最適です。

製品の詳細はこちらをご覧ください。

中小中堅企業(SMB)が知っておくべき セキュリティに関する10のヒント

サイバー犯罪者にとって、社内セキュリティチームを有する可能性の高い大企業よりも、むしろ相当な資産を保有しながらセキュリティ管理を行っていない中小中堅企業が絶好のターゲットとなり得ます。サイバー犯罪者の目的は金銭であり、それを簡単に手に入れられる方を選ぶからです。

パッチをすぐに適用する


ソフトウェア・メーカーは、製品に脆弱性が見つかると、修正パッチを開発し、それをすべての登録ユーザに送信します。この更新をスタッフに任せている企業もあれば、集中管理によって更新している企業もあります。いずれの場合もパッチはすぐに適用する必要があります。公開された脆弱性は、サイバー犯罪者がその存在を認識しているセキュリティホールであり、彼らは、パッチを適用しないケースが非常に多いことを知っています。すべてのコンピュータにパッチが適用されない限り、セキュリティ侵害から逃れることはできません。


Windows XP
を早急に変更する

マイクロソフトは
4月にWindows XPのサポートを終了します。XPに関しては、今後いかなる脆弱性も修正されません。つまり、これらの不具合を発見したサイバー犯罪者が、それを悪用してマルウェア経由で侵入することが可能になるということです。サイバー犯罪者は、これらの不具合の多くをすでに発見しているものの現時点ではそれを隠し、4月まで待ってから世界中にサイバー攻撃を次々としかける可能性が高いのです。被害を避ける唯一の方法は、サポートが終了する前にこのオペレーティングシステムを変更することです。Windows XPの後継のオペレーティングシステムは、セキュリティを優先して設計されているため、XPよりはるかに優れたものになっています。

モバイルおよびタブレットも保護が必要


サイバー犯罪者にとって、保護されていないモバイルデバイスも悪用の接点になります。一般の人々は、まだモバイルデバイスの保護という概念に慣れつつあるという段階です。だからこそビジネス用のデバイス上のデータ(連絡先、
Eメールなど)に犯罪者がアクセスし、さらにネットワーク上のデータが悪用される可能性を防止する必要があります。デバイスが会社から支給されたものであれ、個人所有のものであれ、これらすべてのデバイスでモバイルセキュリティを実行していなければなりません。

バックアップおよび同期


ここ
1年の間にランサムウェアの攻撃が相次いで起こっています。攻撃を受けると、ファイルまたはコンピュータが暗号化されたことを告げるメッセージが画面上に表示され、アクセスの復旧と引き換えに金銭を要求します。このような攻撃に備えて、自動的にすべてのコンテンツのバックアップを取っておくことをお勧めします。

最新のアンチウイルスソフトウェアを使用する

新たなマルウェアがコンピュータまたはモバイルデバイスへアクセスしようとしていることが検出されると、そのマルウェアは隔離され、検査および解読のためにアンチウイルスラボに送られます。ウイルスのシグネチャが確認されると、将来この新たな脅威からユーザを保護するため、ソフトウェアの各登録ユーザに送信されます。最新のアンチウイルスソフトウェアがなければ、このような保護は受けられません。


クラウド環境および仮想環境も確実に保護する


仮想化技術は、パフォーマンスの向上と費用削減のために、中小中堅企業でも一般的なものになっています。これらの環境を保護することもまた、個々の企業情報に対する不正なアクセスを防ぐために重要です。


従業員にプライバシースクリーンフィルタを配布する


プライバシースクリーンフィルタは、ノートパソコンの画面上、またはモバイルデバイスに簡単に装着できるフィルタです。ユーザが正面から画面を見ているときはその違いに気づくことはありませんが、隣にいる人には画面が黒く見えるだけで他には何も見えません。


パスワード


もっとも多く使用されているパスワードが、「
Password」でなくなったということは喜ばしいことですが、残念なことにそのパスワードは「123456」に変わっただけです。サイバー犯罪者は、パスワードの解読に複数の組み合わせを試すツールを使用します。よく使われるパスワード(例えば「123456」など)は、最初に試されます。その後、オンラインで見つけた対象者の誕生日といった情報を手掛かりにするなどして、文字の組み合わせを試します。パスワードを解読されにくくするには、記号や数字を加えることが有効です。

データは自分で思うよりもはるかに関心を持たれている


中小中堅企業の間ではしばしば、自社のデータには誰も関心を持たないから保護する必要がないという漠然とした意識があります。しかし例えば、競合他社がそのデータを得ることで、入札の際により低い金額を提示することも可能です。またサイバー犯罪者は、金融口座にアクセスするなど金銭的な目的で狙っています。自社の価値を決して過小評価してはいけません。


デバイスは紛失したり盗難に遭う可能性が常にある


デバイスの紛失や盗難は、誰にでも起こり得ることなので、常に備えておく必要があります。データのバックアップを取っていれば、紛失した場合の時間とコンテンツの損失は、回避できます。

エフセキュア、 AV-TEST「Best Protection 2013」を受賞

エフセキュアは、法人向けエンドポイント保護で、第三者機関AV-TESTの「Best Protection Award  2013」を受賞しました。これは、エフセキュア クライアント セキュリティが1年を通して複数のテストで最高のパフォーマンスを示した結果によるものです。AV-TESTの「Best Protection」賞は、悪質なウェブサイトやEメールからのゼロデイ攻撃といった最新の脅威によるマルウェア感染に対する保護の分野で、その年の最高の製品に与えられます。





エフセキュア
クライアント セキュリティでは、アンチウイルス、ファイアウォール、スパイウェア対策、ルートキットスキャン、そしてブラウザ保護機能を統合することによって、法人におけるコンピュータを総合的に保護します。また「Best Protection」賞を獲得した理由の本質は、エフセキュアの高度なディープガードエンジンにあります。ディープガードにより、エフセキュア製品は、以前には見られなかった最新のマルウェア、そしてゼロデイエクスプロイトをも検出することができます。

これらの攻撃はマシンにインストールされたソフトウェアの脆弱性につけ込むことから、エクスプロイトと呼ばれており、これを阻止することは、特に法人の活動において重要です。従業員は、組織のネットワークにアクセスしようとするサイバー犯罪者に頻繁に狙われます。犯罪者は、悪質なソフトウェアを含む標的型メールを、受信者が開封するよう巧妙に作成します。もう一つの攻撃方法は、「水飲み場型攻撃」です。これは、通常は信頼でき、法人ユーザが頻繁にアクセスするウェブサイトに不正プログラムを仕込むものです。

クライアント
セキュリティは、法人ユーザのデスクトップおよびノート型PCを悪質なコンテンツから守り、ブラウザまたはプラグインの脆弱性の悪用を阻止します。最新の検出技術を最先端の保護機能と自動リアルタイム防御機能に統合することで、メモリリソースの消費を抑え、すばやくスキャンし、システムへの全般的な影響を最小限に抑えます。さらに、プレミアムバージョンには、オペレーティングシステムとサードパーティ製アプリケーションを常に最新の状態に維持するソフトウェア アップデータが含まれます。


詳細情報:


エフセキュア 法人 アワード 

http://www.f-secure.com/ja/web/business_jp/references/awards?icid=1206


エフセキュア クライアント セキュリティ

http://www.f-secure.com/ja/web/business_jp/products/desktops/overview

マルチデバイス時代のセキュリティ脅威を改善

消費者の89%がWindows搭載コンピュータを、16%がAppleのコンピュータを、39%がAndroidスマートフォン、そして22%がAndroidタブレットを使用しています。しかし、マルチデバイス時代の負の側面として、インターネット接続が1つ増えるということは、同時にユーザの弱点につけ込もうとするサイバー犯罪者の新たなゲートウェイになるということです。新しいF-Secure SAFEでは、消費者は複数のコンピュータとモバイルデバイスをこの製品だけで簡単に管理できます。

実際に、スマートフォンやタブレットが紛失したり盗難に遭うなどで、消費者のデータやコンテンツ、個人情報がリスクにさらされる可能性は高いのです。モバイルマルウェアの状況も絶えず進化しており、新たな脅威は四半期ごとに少なくとも25%増加しています。Androidのマルウェアは、正規のアプリストア以外で、マルバタイジングやドライブバイダウンロードといった形で出現しています。





どのデバイスからでも安心してネットサーフィン、ショッピング、インターネットバンキングを利用に

F-Secure SAFEは、コンピュータ、スマートフォンならびにタブレットを、ウイルスやスパイウェア、ハッカー、なりすまし犯罪から守り、悪質なウェブサイトやオンライン攻撃をブロックします。保護者は、F-Secure SAFEを使うことで、不適切なウェブコンテンツから子どもたちを守ることができます。F‐Secure SAFEは、PCまたはMacでのインターネットバンキングの取引の安全性を確保します。スマートフォンおよびタブレットを紛失したり、盗難に遭った場合でも、紛失したデバイスのロックおよび位置検索機能でこれらを保護します。

F-Secure SAFEには、使いやすい自己管理型ポータルが含まれます。消費者は、このポータルでデバイスの追加や削除のほか、デバイスごとの保護設定を簡単に変更することができます。

F-Secure SAFEは、www.f-secure.com/ja/web/home_jp/safeからご購入または30日間無料でお試しいただけます。また、Google Playおよび世界中のチャネルパートナーからも入手できます。

コンテンツやサービスへのマルチ・デバイス・アクセス

いまや世界はマルチ・デバイスの時代です。男性、女性ともに、あらゆるデバイスから自分のコンテンツへアクセスできることが有効であると考えています。
女性の64%と男性の63%が、どこにいようと全ての自分のデバイスから全ての自分のコンテンツへアクセス可能にすることが役に立つと回答しています。




そして男性の60%と女性の59%が、さまざまなオンライン・サービス上の全てのコンテンツを、ひとつの場所から管理できることが望ましいと答えています。


私たちはコンテンツを本当にコントロールできているのだろうか?

さまざまな懸念を鑑みて、問題の基本線はどこにあるのでしょうか?  コンシューマはコンテンツに対するコントロールを失いつつあると感じているのでしょうか?
コンシューマの33%が、自分のコンテンツに対するコントロールを失っているように感じると答えており、特にマルチ・デバイスのユーザが単一デバイスのユーザよりも強く感じています。



ベルギーでの数値が最も高く、51%がコントロールを失いつつあると感じており、最も低いイギリスでは20%となっています。


デジタル・コンテンツのセキュリティに対する意識

クラウド上のストレージやバックアップ・サービス、あるいはSNSでの自分のコンテンツに対する不正アクセスについて、女性(61%)のほうが男性(57%)よりも若干高い懸念を示してします。




ヨーロッパでは概して低く、51%の人が懸念を示していますが、ヨーロッパ以外では71%に達してします。


PCとモバイル、どちらが快適?

多くの人々が、モバイル・デバイスやタブレットよりもPCを使っているときのほうがオンラインの安全性について懸念しています。
消費者の69%が、ブラウジング、ショッピング、メール、ゲームなどの毎日の行動のためにデスクトップやノートPCを使っているときに、自分たちが安全なのかどうか心配しています。
モバイル・デバイスについては54%、タブレットについては43%です。
オンラインの安全性に関する懸念は、一般的にヨーロッパが他の地域よりも低くなっています。



女性のほうが男性よりもPC上でのオンラインの安全性について心配しており(男性の67%に対し71%)、逆にタブレットについては男性のほうが懸念しています(女性の41%に対し44%)。
またモバイル・デバイスについては男女ともに54%が懸念を示しています。

オンライン詐欺に対する懸念

オンライン・ショッピングが最も危険なオンライン上の行動だと見なされています。世界で76%の人がオンライン・ショッピング中に詐欺の被害者になることを心配しています。
70%の人がオンライン・バンキングに対して、また55%の人がブラウジングに対して懸念を示す一方、ゲームについては41%にすぎませんでした。



ヨーロッパの人たちは他の地域よりもオンライン詐欺に対する懸念が他の地域と比べ小さくなっていますが、これは実際にヨーロッパでの詐欺の被害者が比較的少ないためと思われます。
また女性のほうが男性よりもオンライン・ショッピング(78%と73%)やオンライン・バンキング中の詐欺を懸念しています。
ブラウジング(女性の56%と男性の55%)やゲーム(女性の40%と男性の41%)ではほぼ同数になっています。

オンライン詐欺の被害者像

世界で10人に一人の消費者(14%)が金銭を詐取されるオンライン詐欺の被害者になっています。
ヨーロッパでは12%の人が被害を受けており、ヨーロッパ以外の地域では17%に上ります。
ヨーロッパの中では英国が17%と最も高く、その他の地域では米国とマレーシアが20%に達しています。





また男性のほうがオンライン詐欺の被害を受けている傾向があります(男性は16%で女性は12%)。
とりわけPCとスマホなど複数のデバイスを同時に使う人は、ひとつのデバイスだけ使う人の2倍に達しています(19%と10%)。
さらに若い層ほど被害にあっており、20から34才では16%、35から49才では14%、50から60才では12%となっています。

ランサムウェアCryptoLocker まとめ

本日12月21日の読売新聞朝刊にて、CryptoLockerに関する特集記事で、弊社当ブログの内容を紹介いただきました。





この機会に、改めてCryptoLockerについて整理しておきます。

CryptoLockerは悪質なランサムウェアで、メール添付(仮想的なPDFファイルを含むzipファイル)経由で感染し、写真、音楽、ドキュメントなどのデータファイルを暗号化し始めます。
身代金の支払いを要求され、支払いまでに3日間の猶予が与えられます。
匿名性の高い仮想通貨Bitcoinで支払いを要求されるケースも見られます。

Cryptolockerに関する過去記事

「CryptoLocker:バックアップをしたほうがいい」
CryptoLockerの概要を説明

「CryptoLocker:新規の発注書のご確認をお願いします」
CryptLockerの感染をもたらすメール添付のPDFファイルの事例

「CryptoLocker:パックマン・フィーバー」
Bitcoinによる支払いを要求するCryptLockerの画面の紹介

「CryptoLocker:「ご注文」は処理中です」

CryptLockerによって暗号化されたファイルの複合化の実験

“Windows XP”を守るためにセキュリティソフトにできること

KeymansのKey Conductorsにて、前回の「サポート終了後の'Windows XP'をどう守るか?」に引き続いて、さらに深堀する記事を掲載いただきました。
詳細はこちらをご覧いただきたいと思いますが、要点をご紹介します。



1. パーソナルファイアウォールの活用
ネットワークに接続しないのが最大の防御ですが、ネットワークに接続する必要がある場合、ネットワークファイアウォールにWindows XP端末のMACアドレスなどを登録して、全てのアウトバウンドをブロックしましょう。

2. 出口対策で二次被害の防止を
セキュリティソフトにある、ポートやIPでなくアプリケーションごとに通信することを許可するかどうかを設定する機能は、ウイルス感染後の“出口対策”としても有効で、内部感染拡大や情報流出といった二次被害への有効な対策になります。

3. セキュリティソフトの管理の重要性
セキュリティ機能を有効に使う場合は、セキュリティソフトを管理ツールで一元管理することが有効です。

情報セキュリティ、2013年の出来事と2014年への影響

エフセキュアのセキュリティラボ主席研究員であるミッコ・ヒッポネンが、情報セキュリティの分野で2013年に発生した出来事と、その2014年への影響について語ります。



現在私たちは、インターネットの転換期にいます。数年前まで、ウェブは国境も距離も地理も国をも超えた一種の理想郷でした。人々は自分のデータがどこに保存されているかといったことには注意を払っていませんでした。インターネットは真のグローバルを体現していました。しかし今や、私たちはこの理想郷を失いつつあります。世界中の人々に対して大規模なスパイ行為が行われていることが判明したからです。人々は各自のデータはどこに保存されているのか、どの国の法律下にあるのか、使っているソフトウェアはどの国でつくられたものなのか、と問いかけるようになってきています。グローバルだったインターネットは、国境によってばらばらに分断された状態になっています。こうしたインターネットの分断状態は2014年以降も続くでしょう。

諜報機関による傍受

スノーデン氏が米国家安全保障局(NSA)の資料を公開したことにより、諜報機関の実態が明らかになりました。諜報機関の行為は私たちには制御不能であり、彼らが暗号化アルゴリズムを弱体化させているという事実により、私たち全員の安全が脅かされています。問題の本質は、彼らが使命を果たすためにはどんなことでもしようとしているように見えることです。本来の目的を忘れて、力を持ち過ぎ、もはやテロリズム対策とは言えなくなっています。そうであれば、アンゲラ・メルケル首相の電話を盗聴することはなかったでしょう。

インターネットの使い方をどのように変えるべきか

まず第一に、心配するのではなく憤慨すべきです。こうした行為に技術面から対策を打つのは難しいことですが、変化は国際的な圧力によって起こります。技術面に関して言えるとすれば、あらゆるところで暗号化を利用し、強力なパスワードを作成し、大規模かつ包括的な監視を実施していない国のクラウドサービスを使うべきということです。コンピュータ犯罪やマルウェアからの保護に使用するのと同様に、良質なコンピューティング予防策を講じてください。

ビットコイン

2014年には、ビットコインのような暗号通貨が、コンピュータの専門家だけではなく、一般の人々に広く認知される状態になるでしょう。遂に仮想暗号通貨時代の到来です。現金と同様、暗号通貨も良いことにも悪いことにも使われます。エフセキュアでは、オンライン犯罪の世界における悪用に目を光らせています。

見えないウェブ(ディープウェブ)

現在諜報機関は、可能な限りウェブをコントロールしようとしています。これはすなわち、インターネット全体が変わりつつあるということです。エフセキュアはインターネットの将来のために闘っています。今もウェブ上に自由を求めている人々は、見えないウェブに移行しています。これも時が経てば、同じようにコントロール下に置かれるでしょう。そして、見えないウェブにおいても間違いなく悪意のある行為が行われています。しかし見えないウェブのすべてが悪というわけではありません。人々の悪に関する考え方は、従来のウェブでも見えないウェブでも同じです。

ミッコ・ヒッポネンの最近の解説を以下でご覧いただけます。
TED talk – ミッコ・ヒッポネン:NSAは世界の信頼をどれほど裏切ったか−今こそ行動のとき
ロイターTV インタビュー – 信頼するクラウドで
ロイターTV インタビュー – ビットコイン – サイバー犯罪最前線

コンテンツのストアとシェア : どこで、どうやって

エフセキュアの調査では、コンテンツをどこへアップロードするかに関して、単にストアしておくためであれ、友人とシェアするためであれ、Facebookがトップに挙がっています。



週に少なくとも一回はコンテンツをSNSへアップロードしている人は女性の39%を占め、男性の34%を上回っています。
次に続くのがYouTubeで、男性の21%、女性の19%が週に一回以上、コンテンツをアップロードしています。



複数のデバイスを使う人の47%が週に一回以上Facebookへコンテンツをアップロードしており、デバイスをひとつだけ使う人が29%であることを大きく上回っています。

バックアップ:実施してますか

エフセキュアの調査では、男性の77%、女性の75%がコンテンツのバックアップを取っていると答えています。
オンライン・クラウド・サービスへのバックアップは、男性が25%で、女性の21%を僅かながら上回っています。
他の方々はUSBデバイスやCDなどのハードウェアを利用しています。
少なくとも週一回はバックアップを取っているのは、男性の33%で、25%である女性よりも頻繁である傾向が見られます。





国別に見ますと、マレーシアが最も高い率で定期的にバックアップを取っており、88%に上ります。
次がドイツの82%、コロンビアの81%と続きます。
コンテンツのバックアップを取っている人が少ない国々は英国、スウェーデン、フィンランドで、いずれも69%でした。


バックナンバー
セキュリティ関連リンク
セキュリティ機関

政府関連

セキュリティ関連団体

研究機関・大学
詳細カテゴリ
メディア関係者の皆様へ
エフセキュアブログメンバー
エフセキュアブログメンバー
ミッコ・ヒッポネン
エフセキュア CRO(セキュリティ研究所主席研究員)(ヘルシンキ)
(Twitterアカウント)
(研究所Twitter)
ショーン・サリバン
エフセキュア セキュリティ・アドバイザー(ヘルシンキ)
(Twitterアカウント)
高間 剛典
メタ・アソシエイツ代表
(公式ブログ)
(Twitterアカウント)
星澤 裕二
株式会社セキュアブレイン 最高技術責任者
(公式ブログ)
(人物紹介)
岩井 博樹
デロイト トーマツ リスクサービス株式会社 (〜2013年3月 株式会社ラック) 情報セキュリティ大学院大学 客員研究員
(Twitterアカウント)

(人物紹介)
福森 大喜
株式会社サイバーディフェンス研究所 上級分析官
CDI-CIRTメンバー
(人物紹介)
鵜飼 裕司
株式会社FFRI 代表取締役社長
(人物紹介)
福本 佳成
楽天株式会社
執行役員
OWASP Japan
アドバイザリーボード
Rakuten-CERT representative
(人物紹介)
神田 貴雅
エフセキュア株式会社 プロダクトグループ 部長
富安 洋介
エフセキュア株式会社 プロダクトグループ
コーポレートセールスチーム
エフセキュア株式会社
(エフセキュアブログ公式Twitterアカウント)

海外記事翻訳
株式会社イメージズ・アンド・ワーズ
エフセキュアメールマガジン

ブログに載らないメルマガ限定情報や、技術者インタビュー、製品情報、技術解説を掲載して毎月一回配信します。アドレスのみの登録で購読無料。

エフセキュアブログQRコード
QRコード