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検出ロジックの現状はどうなっているか

検出ロジックは、最新のエンドポイント保護ソフトウェアにおけるさまざまなメカニズムによって使用されている。また、サイバーセキュリティ業界では、多くの別の名前でも知られている。セキュリティ業界で「マルウェア」と呼んでいるものが、一般には、「ウイルス」という言葉で呼ばれている(技術的に言えば、「ウイルス」とは、別のプログラム、データファイル、またはブートセクタに自身のコピーを作成することによって拡散するプログラムを指す)のと同様に、検出ロジックは、「シグネチャ」から「フィンガープリント」、「パターン」、「IOC」まで、さまざまな呼び方をされてきた。誰かがウイルスの話をしていると思ったら、本当はマルウェアについての話だったということがよくある。そして、誰かがシグニチャの話をしていると思ったら、実は検出ロジックについての話だったということもたびたびある。もっとも、80年代や90年代に用いられたシンプルな検出ロジックが話題になっていたのだとしたら、話は別なのだが。
当社、エフセキュアでは、「detection logic(検出ロジック)」のことを、単に「detections(検出)」と言うこともよくある。 

ネットワークレピュテーションの現状はどうなっているか

ドライブバイダウンロード(より正確には、ドライブバイインストレーション)は、最も恐ろしい部類のインターネット上の脅威である。そうした振る舞いの基となるメカニズムを提供するのがエクスプロイトキットだ。ブラウザの種類とそのバージョン、インストールされているプラグインとそのバージョンといった、ブラウザの環境を調べることで,、ソフトウェアの脆弱な部分を探すのである。
エクスプロイトキットは、脆弱性を見つけると、それらすべてを利用して、システム上で直接コードを実行しようとする。ほとんどの場合、ユーザが気付かないうちに、マルウェアがマシンにインストールされて実行されることになる。最悪のケースでは、今さっき暗号化されたばかりのファイルを、たった数分後には、元の状態に戻すべく、身代金を支払う手順についての説明をじっと眺めているという状況に至る。
エクスプロイトキットは、インターネット上の数多くの場所に潜んでいる可能性がある。たとえば、次のような場所である。

全文はBusiness Security Insider 日本語版で。 

拡散状況はどうなってるか

エフセキュアラボでは、「拡散状況」という言葉をよく使う。だが、拡散状況とは何なのか?
実行可能ファイルの拡散状況は、当社の顧客ベース全体でそのファイルが見つかった回数として定義される。悪意のある実行可能ファイルは、時間とともに希少な存在になっていく傾向があり、ほとんどが生まれてはすぐに消えていく。したがって、バイナリを目にした回数は、そのバイナリが怪しいものであるかどうかの目安となり得る。当社の保護技術はクラウドに接続しており、機能する仕組みの一部としてクラウドを利用しているため、拡散状況を数量的に把握しやすい。
悪意のある実行可能ファイルがなぜ希少なのかを理解するために、遠い過去へと旅してみよう。
Floppies
もちろん、これらのフロッピーの中に、核ミサイル発射のコードなど入っていない。

全文はBusiness Security Insider 日本語版で。

スレットインテリジェンスの現状はどうなっているか

「スレットインテリジェンス(脅威対策の知見)」という言葉が、最近の流行りになっている。多くの人にとって、スレットインテリジェンスとは、疑わしい、または悪意のある活動の識別のためにセキュリティインフラに組み込まれるIOC (英文) フィードについて説明する際に用いられる言葉である。

我々にとっては、その言葉が表すことは遥かに多い。当社は25年以上に渡って、精力的にスレットインテリジェンスを収集し、吸収してきた。当社の多くのスタッフは、日常的にスレットインテリジェンスを扱っている。そして、我々の日常業務はスレットインテリジェンスに牽引されている。

当社の考えとしては、あらゆるものがスレットインテリジェンスと言える。マルウェアサンプルのリバースエンジニアリングから収集された細かな事柄をはじめ、当社のシステムが収集したデータに見られるトレンドやパターン、攻撃者と防御者が使う戦術、さらには高所から見たグローバルな脅威のランドスケープにまで及ぶ。
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